平日休み。

10時起床。
このところの個人的な「警戒直」では、週末に繁華街に出ることを避けている。電車・バスも利用しない。逆に平日休は(ストレス発散のための外出も兼ねて)有効活用しなければ。
丁度駅に滑り込んできたのは、「双子のパンダ出産祝い」ヘッドマーク付きの電車。しかし折しも学生の帰宅時間と重なってしまったらしく相当混雑していたので、あっさり1本見送った。
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船橋に入るあたりから、車外は雨模様。
ガラガラの車内から、移り行く景色を水滴のガラス越しに眺める時間は嫌いじゃない。
折り畳み傘は鞄に入ってはいるがしかし、わざわざ取り出すのは面倒くさいな。
幸い、乗り換え下車の時点では傘をさすほどの降りではなかったものの、駅からショッピングモールに向かう道々でもずっと、頭上では雷が鳴っていた不穏な天気。

下総中山駅で下車したのだが、電車が駅に入る直前で、総武快速線ディーゼル機関車が牽く貨物列車が下っていった。
長い事見慣れた光景だったし、千葉ではまだまだ見られるんだー、くらいに思っていたら、やっぱり「希少種」扱いだったらしく、平日昼間なのに降り立った駅のホーム上は撮りテツさんたちが群れており、駅員まで出て、ちょっとしたイベントになっていた。
ツルんで、でも互いに無言でけん制しあってて、同じ場所から揃って「図鑑」のような写真を撮って、それでどーしようというのだろう。

このところ努めて捜し歩いていた(古)本は、後述。
すでに入手済みの巻も含めて全巻揃いで発見。やはり大規模店舗の方が、入手率が高い(そらそーだろ)。
思いのほかあっさりと目的を達成しちゃったので、いつものような寄り道もせず、来た道を引き返すのが、無駄遣い回避の道というもの。

しかしそろそろお昼時だな(早くも雲行きが怪しく…)。
途中で、以前から気になっていたパン屋を外から覗いてみる。
通りから見えるヨシズの向こうはすぐにカウンターかと思っていたら、ドアを開けて店内に入る構造だった。
お値段は近所のスーパーとほぼ同レベルで良心的。シーザーサラダのコッペが、あっさりしてておいしそうだ。
入店を逡巡していたところ、カブから降りたヘルメット姿のオッサン、恐らく常連さん。
「今日、食パンは?」
とのぶっきらぼうな声にすっかり気圧されて、イチゲンさん(俺)は退散した。

結局、昼食は下総中山駅西友でサンドイッチを買った。
いつの間にかホームドアが設置されたJR西船橋駅のベンチで完食。
腹が膨れて冷静になった…つもりだったのに、行きがけに寄ったTUTAYAに再び足が向いてしまう。
往きにも立ち寄って気になっていた中古DVDを、結局数本買ってしまった(無駄遣いの発動)。
有人レジではワンオペの店員さんが何やら説明が長引きそうな客とのやり取り展開になっていたので、初めてセルフレジというヤツを使ってみた。
人の就ける仕事がますます、減るねぇ。
その割に、「働かなくても喰える方法が開発された」、という話は一向に聞かない。

地元駅からは久しぶりに商店街を通って戻る途中、最近開店した個人商店が、大量に仕入れた商品の大売出し。
しかしどう見ても路上にはみ出しすぎていて、警官2人が出て店長を説得中の場面に出くわした。
とりわけこのご時世だし、「商い」に文字通り必死になるのは心情的には理解できる。
もっとも注視すべきは「その後の対応」で、警官からの注意を受けてその場は撤去したものの、意地になって自説を通そうと、すぐに元通りはみ出すようなことでもあれば、いい印象は残らない。往来客はそういうの、実はちゃんと見ている。
それが本当の「商い」というものだ。
今回はそういうことをちゃんとわかっていた店主だったらしく、これ以降は一切、同様の路上はみ出しは見られなくなった。

帰宅後は先日レンタルしてあったDVDを見ながら缶ビール、うたた寝の夕刻。

東京都の新規感染者数1038人(千葉県は253人)。関東各県では1月以来の水準。
20~30歳代で5割、50歳代以下の感染者割合が90%となり、都の専門家会議では1か月後には新規感染者数が2400人を超えるとの予測を出したが、今とすると楽観的だったこの予測、まだ感染フェーズが変わったというまでの認識は、専門家の間でもそれほど共有されていなかったらしい。

東京五輪を無観客にしたところで、集まって飲みたくて仕方ない人種に、飲みに集まる恰好の理由を提供しちゃってるんだもの。
飲み屋に集まれなくなっただけで、却って散在、潜在化しただけ、のように映る。これじゃ感染拡大は、止まらない。
スポンサー各社によるパビリオン・イベントの一斉中止、聖火台の現地公開もないという。
だったらいっそ、五輪ごと全競技が「極秘開催」でいいのでは?
競技結果だけスポーツニュースで流してくれても、同じような気もする。