健康が、一番。

土曜出勤のお陰かすっかり荷下ろし症候群で、腑抜けた翌日曜は11時起床。
特に何かをやり遂げるでもなく、夕方になってお気に入りのラジオ番組を聞きながら缶ビール。
こうして酔っ払っている間は独り身であることを忘れる…一番依存症になりやすいパターンだろコレ。
なんだかんだとこうして流れゆく日々に文句こそいいながらも、こうして健康で「生きているだけでめっけもんだよな」という思いを新たに、月曜からの1週間に臨む、という大切な生活時間の一部になってきた。

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いや、食べないと死ぬしフツー。

丁度そんなことを思っていたその夜。


生涯恐らくただひとり、と呼べる友人から電話。
別に望んでそういう状況にあるのではなく、気づいたら小学校以来長~い関係が続いているのは彼ひとりになっていた、というだけなんだが。
電話口で、数カ月前に倒れて闘病、リハビリ中だったとあっけらかんと言う。
…だから、無理するなとあれほど(いや、言ってない)。
この長引くコロナ禍の悪影響を、運悪く真正面から受けざるを得ない職場だったのだ。
自分の好きなことをやっている時は、脳は疲れを感じないという。結果、身体に負担をかけてしまって倒れる。
俺にいわせれば(経験はないけれど)「自由業あるある」だ。
とはいえ日頃から身体の鍛え方が俺とは格段に違うし、自身の筋力の整え方も熟知している*1ので、理療関係者が驚くほど回復が早かったらしい。
当面は生活の糧の方が気になるところだが、どうやら今の職場の隣に空き物件が出たので、2階に職場の事務所が拡張してきて、1階に居候させてもらえることになったという。
こういういざというときの人間関係も、まさにヤツの人徳だ。
当座は出入りする職員の目もあるだろうし、ひとまず安心。遠方の俺に正直、何が手伝えるわけでもない。
それでも今夜こうしていつもの調子で笑いあって、少しでも元気を分けられたのなら、俺が今ここに存在していた意義というのも、少しはあったかも知れない。

ダメだから、ぜったい。
社交性も協調性も人一倍なオマエには友だち多いけど、俺にはひとりしかいないんだから。
俺より一日でいいから、長生きしてもらわないと。

丁度一昨日、仕事場のささやかな打ち上げで、恩師が亡くなったことを耳にしたばかりだったのだ縁起でもない。
しかしこういう報せが毎度関係者(の女性)から直接入ってこない、というのが、俺の安定ポジションだ。
おまけに恩師、それなりに有名人だったので、帰宅してからネットで調べたらなんと2年前の話だったし。

とにかく全てをひとりで背負いこまないように、という説教臭くなってしまった話の流れで、そろそろ次の世代にこれまでのノウハウを伝えて行くことを考えねば、という思いもよらなかったことばが口をついてでてきて、他ならぬ俺自身がビックリしてたりする。