声優ラジオのウラオモテ(コミカライズ版)

月曜日に会社近くの書店で買ってあったが、ようやく今日になって風呂に漬かりながら読んだ。
読み終えてしまうのが惜しいのだ。
めくるちゃんから「番組」へのメールのシーンで、じわっときた。
ここ、原作小説にはなかったエピソードで、(あとがきによると)コミカライズの巻本さんがオリジナルをぶっこんできたんだそうだ。なんとメール文は原作者の二月公先生によるものとのこと。
こんなにも原作へのリスペクトがちゃんと伝わってきて、原作者とコミカライズ作者のタッグが傍目にも良好な作品が、わずか3巻で終わってしまうの、残念だ、残念すぎる。
原作の魅力をぎゅっと閉じ込めて、しかも展開が早すぎず遅すぎず…この構成力はもはや才能だと思う。
俺自身全く想定してなかったのだが、コミカライズ版を読み終えてしまうと同時に、まだ連載が続いている原作小説の方への興味が急速に失われてしまったのはなぜなんだろう。説明ができない。