夕陽と、すっかり長くなった影。

7日の地震は、翌金曜朝の交通状況にまで影響があった。
俺の通勤途上は各線とも平常運行だったが、JRを中心にダイヤ乱れが酷かったらしく、今思うとそれを想定してだったのかすでに振替輸送対応だったのか、(俺が時差出勤を続けている)早朝からいつも以上に人が多かった。
地震に対して「インフラが弱い」と評する人もいたようだが、他国だったらこれだけ頻繁に地震がある国でも、復旧までに数日はかかるのが普通だっただろう。
数年前と比べるとむしろ(万が一のときのための)現場の人手を大幅に減らしてしまったことが、影響がずれ込んだ原因ではないか、とWebニュースのコメント欄に書いたところ、「そうは思わない」人の方が、数が多かった。
世の中とズレてるのはどうも、俺の方らしい。

和歌山では地震とは別に数日前から、水道管橋が老朽化からか崩落してしまい、断水が続いている地域があるという。
画像で見ると、江戸川の水道管橋と同じようなアーチ構造の大規模なものが、どういう力がかかったのか突然、飴のようにぐにゃりと崩れ落ちていた。

今日は早くも天気予報が盛大にハズして、晴天になっている。
午後から整体院にでも顔を出すか、と思っていたのだが、金曜日に休みだった上司に「月曜は在宅にします」のメモを残してきたので、心置きなく月曜の昼あたりに行けばいいか、と先延ばし。
「明日できることは、今日やらなくていい」、相変わらずな仕事休みの日の俺だ。
同じ理屈で部屋の掃除機掛けも先延ばしにする。

13時過ぎに昼食の買い出しにようやく部屋を出る、変わらぬ週末。
スーパーまですら足を延ばす気力もなく、コンビニで昼食を買って、そのまま公園へ…やっぱり週末はダメだな家族連れが多くて。
遊具脇の空いていたベンチで昼食を摂っていると、砂埃を巻き上げながら子どもたちが目の前を走り回っている。

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ザ・ねこぜ。


一旦部屋に戻り、またしばらく逡巡した挙句、今度はスネアスタンドとスティックを肩に公園に戻る。
いつものベンチが休日の今日、空いていないのは折り込み済みとして、BBQ広場の窯場(?)用ブロック塀に腰かけて、1時間ほど手を動かしていた。
日が短くなって早くも傾いてきた芝生上の自身の影が、フォーム確認の「鏡」代わりになることに気づいた。
これ、思ってた以上にサマになってきてね、俺?
今のところ、スタジオに入ってドラム前に座る見込みも、人前で演奏を披露する見込みもない。
テンポ(BPM)85⇒90、パラディドルディドルと、パラディドルを3連符に乗せる、という新しいパターンがなんとかできるようになったことが楽しくて、今日もひと通り練習メニューを流して満足すると、買ってあったドクターペッパーを飲み干した。