宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて

一読した感想は、(今日もまた、無為に1歳トシ取ったばかりの)

オッサンにはよくわからない(笑)

だったのだが、気づくとどっぷりとはまっていた。
俺はどっちかというと「宅録」ということばに引っ張られて買ったクチなのだが、そちらはあくまで主人公の属性であって、作中で詳しく語られることはない。
翻せば音楽に詳しくない人でも十二分に楽しめる内容になっている。
冒頭の俺の感想はどうやら、このシリーズ(スニーカー文庫)の想定する「対象年齢」を大幅に間違えて買ってしまった俺の方にあったようだ。
だが何よりも、俺が探して探して、簡潔に伝えられないままにこれまで長々と綴ってきたことばを、やっとここにみつけることができた。

「私はね、音楽がしたいんじゃなくて、自分の中にあるものを音にしたい」