周年イベ。

関東は大嵐での12月幕開けとなった早朝通勤。
東西線では影響があって、いつも乗っている始発電車がホームに据え付けられておらず、隣のホームから出るはずの先発電車がこちらのホーム発になっていた(当然、すでに満員)。
向いのホームにもいつも通り、後発の始発電車を待つ乗客の列があって、こうなるともうどれが最終的に先発になるのやら。もしや今朝に限ってあちらの方がいつも俺が乗るスジ(列車)充当では、と危惧したが、概ね通常通りの発車順を維持、いつも乗る始発電車は遅れはしたもののちゃんといつものホームに入ってきた。段取りがいつもとは違ってしまったせいか定時からは数分遅れでの発車。
この時点ではまだこのように車両のやりくりをしつつも「通常運転」を維持していたようだが、会社に着いてから遅延原因をネットで見ようとすると「行徳車庫で施設点検」になっており、俺が乗車した直後のタイミングからはJR線直通も快速運転も打ち切ったらしい。
直接俺の通勤に影響がなかったのはまさに、「早起きは三文の徳」。これまでも何度かこういうことがあった。
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旧社屋に最後の1台として残っていたPCは昨日、新機材の導入に伴って作業室に移設した。
社内に事前通告はしてあるとはいえ明日、勝手に旧社屋を「オフィス・コツ骨」(笑)にしていたコツ骨サマの反応を直接見られないのが残念ではある。明日の俺は、(入れ違いに)平日休みだ。

正規職員サマたちはこのところ毎日、会議、会議、会議…。
どうせ何ひとつ決めようともしない会議ばかり長々とやっていて、通常業務がちゃんと回っているのか他人事ながら心配にすらなる。
実は我が社、創業100年を超える業界老舗()らしく、その周年行事の準備がいよいよ佳境。
直前に迫ったこのタイミングではもう、何ひとつ迷いなく黙々と手作業を進めているような状況でないと。
案の定そうやって会議を繰り返している間にも、俺と同じような「初歩的疑問」に関する問い合わせの電話が、外部の方から続々と入ってきちゃってるんだが、そもそも基本情報が社内で共有されていないから、その場で周りのヤツらに聞いても誰も回答できない。「担当者が会議で席を外していて」って答えるのも、もうすっかり飽きたんですけど。

今日にもなってようやく、社内にも「案内状」が回覧されてきた。
チーフがなぜか俺に、
「開催案内の社内回覧は回ってきたか?」
と訊いてきたが、アンタが回した憶えがないんならもちろん、この期に及んで何ひとつ知らされていないわけで。
さすがに不快感も露わに
「もう半月切ってるし、今日から12月ですけど?」
と言い返してみるが、先方もどうせ俺がこの手の社内行事に参加するつもりなどハナからないのはわかっている、とばかりスルーされた。
程なく回覧されてきたのは、社長名で出された招待(挨拶)状のコピーで、回覧用の添え書きには「参加する方は名前を書いてください」とだけある。
実は毎年、この手の社内イベント回覧は何度も同じ方法で回されてくるのだが、どう見ても「参加歓迎」な空気は感じられない。
社長の(社外向け)挨拶文だけを見せられても、当日は何時にどこに行けばいいのか、何をやるのか、どんな服装で行けばいいのかが全くわからない…回覧を「おしつけられる」方の身になって考えないからだよ。
回覧自体も、不参加のつもりで名前を書かない俺のようなヤツには、すでに回覧されたかどうかがわからない他部署のスタッフから何度も戻ってくるし、その分参加したいと思っている人のところへの回覧が遅れる。
俺は新任1回目に参加して、(現場で)すっかり懲りたクチなのだ。
スタッフとして参加させられて現地でこき使われるのか、「枯れ木も山の賑わい」参加を要請されているのかが曖昧で、スタッフとしての参加を要請されているのならひとまず労働条件の提示が先にないと。
そうしてもらえば少なくとも、こちらもそれなりの覚悟をもって参加できるのだが…現場での情報共有も推して知るべしで、恐らくは毎回同じ混乱状態に陥っている(事故が起こらないのが不思議)。

ともかくも俺が知るイベントの組み立てとしてはもうこの時点で、周りの巻き込み方に失敗してるので、今以上の全社的な盛り上がりは期待できまい。
日頃から(日常業務も含めて)「伝える」努力を怠ってるから、肝心な時にこうなる。

ほら、穏健派と見られながらも今日まで返答保留にしていたスタッフが、またひとり。
結局この週末、ご実家に帰ることにしたそうで、所属部のイベント担当にそう告げると、担当者ややパニックに。
この場でママ管理職にご注進したところで当然、
「いや、(もう当日の人足に計上*1されちゃってるので)それは困る」
という反応に板挟み。
というか今さらながらよく、こんなにも簡単に部下を突き放す上司にひっついていってるよな、などと妙な関心をしてしまった。
部下は上司を選べない理不尽、会社組織。

程なく回ってきた回覧票には、一足先に大先輩が「〇〇・不参加」と明快に書いてくださっていたので、検討の余地もなく俺も便乗させていただいた。
実は代々木公園でのイベントを3年程任されていた、イベンターのような仕事をしていた時期がある。
まぁこのイベント自体は関われたことをここで誇れるほど、必ずしもうまくいったものでもなかったが、だからこそ成功したイベントがどういうものかというイメージが、俺の中にはある。
そして、無事故もしくは成功するイベントの裏には必ず、段取りを組むのが猛烈うまいヤツ、というのがひとりくらいはいるものなのだ、というハナは利くようになった。
しかし、今回の我が社には今のところそういう人材的「臭い」は微塵も感じられない。
素人と仕事をするほど危ないことはない。いや、相手は素人さんの方がむしろ互いに無心でモチベーションが上がることもあるので別にいいのだけど、少なくとも聴く耳持っている人じゃないと。
全員が明確なひとつの目的の下、文字通り一丸となって何かをやり遂げた時の「1+1=100」になるようなあの成功体験が、恐らくこの人たちには一度もないのだろう。
もっとも、「内輪で盛り上がれれば成功」レベルに成否ラインを置いているようなので、俺がムキになって割り込んでいく話でもない。
ともかくこういう危なっかしい奴らと一緒にこういう分不相応な仕事に手を出すと、悪くすれば自分も「事故」に巻き込まれる危険性がかなり高い。

今頃になって回覧されてくるのもどうせ、「オレタチだけで、立派にやり遂げて見せる」という、毎度謎の「閉じられた」気合の一端だろう。
一部のヤツらだけが、傍から見ていて恥ずかしいほど猛烈にハッスル(死語)しており、賛同派と反対派(?)で社内真っ二つの図。
とりわけこのママ管理職、ひとり鼻息が荒くて、一連の打ち合わせ会議のほぼ全てがコイツの招集…ド〇ホルンリンクル社かよ。
っていうかコイツが統括責任者になったという話、どこからも俺の耳には入ってきてないんだが。
ある日もこいつがいつも通りひとしきり事務所で騒いだ後に出かけた、15時休憩の異様な光景。
隣の部署のパーテーション内が、それにしてもやけに静かだなと思い、給湯室にいくついでにちょっと覗いてみたら、ちゃんとママ管理職以外のスタッフは全員自席にいたのだが、休憩時間だというのにお互いにひとことも口を利くことなく、それぞれの方向を見たままフリーズしていた…(準備段階からこんなで、大丈夫か?)。


日頃からことば遣いひとつとっても、言われた方の気持ちとか全く考えていないので、こういうことになる事例をもうひとつ。
会社の健康診断期間中なのだが、チーフがアサイチでウチの上司のところに殊勝な面持ちで来たかと思ったら
「事前問診表、まだもらってないみたいなので」
…いやいや、違うだろ。それをいうなら「すみません、失くしてしまったみたいなのですが」だろ。
なんでアンタだけに渡さない理由が、俺たちにあるんだよ?
しかも社内の手配担当者を勝手に飛び越えて、病院(の連絡先はなぜか知ってたのね)に直接問い合わせていたらしい。上司が病院に再送のお願い電話を入れたら、先方の方が先に「事情」をご存知だったという、なんとも恥ずかしい結果…*2
朝からそんな上司をなだめに回る、俺の身にもなってくれ。

かように毎日、あまりにも非常識なことばかり起こっているので、例えば「101周年」には会社ごと消えてた、でも全くいいけどね俺は。
せいぜい内輪でしょっぱい飲み会でもやって、後で「盛会でした」とかいってたらいいと思う。
どうせ自分たちに不利益な出来事の報告はまた一切上がってこないんだろうし。

*1:あ、やっぱり働かせるの前提だったんだ

*2:今にして思うに多分、秘密裡に処理しようとしたら病院から「会社を通してください」と言われて万策尽きたんだろう