アパート全館に響くハンドドリルの騒音でたたき起こされた午前９時。
事前に工事お知らせの紙がポストに入ってはいたが、土曜日も工事、やってるのね１階のテナント区画。
鉄筋ってこんなにも音が全館に伝わってくるものなのか。
昨夜、お気に入りのマグカップを洗った後、水を切ろうとして強く降ったらその勢いのままシンクの角にぶつけてしまい、お亡くなりに…（ToT）
トシとるとこういう距離感覚が甘くなってくるのか。
俺の手の大きさになじむ大きさが好ましくて、家用と会社用に同じ物を買ったくらい気に入っていたのだが。
まぁ買ったの、あのニトリだし、２個目を買ったときはすでに相当時間が経っていたのに全く同じものがあったくらいだし、今回も…と思っていたが、さすがに見通しが甘かった。
そんなわけで寝起きも最悪だった今朝は、シンクの中に残したままだった欠けたマグを目にして、まずはすっかり気分が落ち込む。
週末の繁華街に足を向けるのはまら気が乗らないが、沿線の（私立）学生は恐らく授業があるので一斉に繰り出してくるのは午後になってからだろう、と自分に言い訳をして、意を決して津田沼ニトリへ。
…何年前のことだと思ってるんだよ？
さすがに同じものは見当たらなかった。
色やデザインはともかく、この手になじむ大きさのものすらなかった。
こういうの別に、モデルチェンジとかしてくれなくてもいいのに。むしろ全く同じものがいつでも手に入る、ということの方が尊いのに。
今後はトシとともにどうせ昨夜のように割ってしまう機会も増えるだろうから、と100均で買うことにして、３件目でようやく決めた。
今のものよりやや小ぶりなのが不安だったが、帰宅してから実際に使ってみると、どっしりというよりは全体的に薄い生地にホーロー調の無地な焼き付けが思った以上に手になじんでしまい、気づけばこちらのマグの方がヘビロテになってしまっていた。
何の飾り気もないシンプルなものなので、今後うっかり割ってしまっても、存外長い間、同じものを販売しててくれそうな期待もしてしまう。
ついでに先日、上司から勧められた日本酒の熱燗を、生まれて初めて自分でやってみようと思い立ち、徳利とお猪口を買った。
これまで通り暖房の効いた部屋で冷えたビール、も悪くはないが。
新しい道具を揃えることって、なんでこんなにワクワクしちゃうんだろう。
割れ物ばかりを持ち帰ったので、寄り道せず一目散に部屋に戻った。
日本酒には全く詳しくもないが、県道沿いを少し行ったところに、恐らく元は造り酒屋だったのであろう古い木造の立派な酒屋さんがあって、全国からの日本酒を置いてあるので、久しぶりに足を運んで相談してみようかと思う。
しかし一旦こたつに入ったら、すっかり気力を吸い取られてしまい、15時過ぎにようやく、来週の「万が一」を考えて備蓄食料の調達に、近所のスーパーに出かけた…この時間帯のスーパーやべぇ。無法地帯だ（来なきゃよかった）。
一時期の「最少人数で」などどこ吹く風、家族三世代総出でのご来店。
若い二人連れ客は、一番狭い通路部分で立ち止まってあーでもないこーでもないとやっているんだが邪魔なことこの上ない。
その日の夕飯の買い物くらい、ひとりでできないのだろうか。
広い売り場を「全天候型競技場」と勘違いして、歓声をあげて走り回る子どもたち（親はどこ？）。
レジ前で間隔を取って並ぼうとしても、スマホ片手にイヤフォンつけた若者が、足もとの整列印を無視してすぐ後ろににじり寄ってくるし（当然、自身のこの状況がわかってないので、俺が前に逃げると同じ距離で詰めてくる）。
マスクしてない中年男は論外として、今どきまだウレタンマスクで、マスク着用義務を果たしてると勘違いしてるヤツまで見かける。
なるほど今日、ツイッターのトレンドワードで「感染急拡大」が「エンターテインメント」カテゴリになってたわけだ*1。
どうやらこれがそのトレンド元らしいと思われたネタは、「検査至上主義」の都内某区が、検査機能に特化した大型バスを導入するという報道だったようだ。
大勢が賞賛する傾向にあって、これには医療現場から冷めた反応もあり、ただでさえ圧倒的に不足している検査試薬の奪い合いを加熱させるだけ、という意見もある。
抗原検査薬をこの区が無償配布したために、すでに転売ヤ―が暗躍しているという噂もある。
保健所が丁寧にクラスターを潰せてた状況下ならともかく、現時点ではもう検査（とその結果）って、「監視カメラ」くらいの効力しかない。「事故」が目の前で起こっていても、それを淡々と記録するだけであって、決して目の前の事故そのものを抑止したり手を差し伸べる手段にはならないのだ。
運悪く陽性と判明しても、在宅療養（で放置）でしょ結局。
一方、３回目のワクチン接種を猛烈な勢いで推し進めている墨田、江戸川あたりと今後、どういう「差」が開いてくるのか…そんな大規模社会実験を自治体が率先して（調査費かけず、税金で）やっていただけて、俺がもしも学者だったりしたら小躍りしてありがたがるところだが。
