15:45 終演後の反省会

ここまでやることこそが、一連のプロジェクト。
というかこれがあるからこのイベントは、ペンギンにとっても、大事なものなんだと思っている。
普段のライブでも、お客さんから直接感想をいただく機会だってそんなに多くはないのに、一緒にステージを作り上げてくれたスタッフからの、客観的な指摘は何より貴重、願ってもなかなか得られる機会ではない。
それだけに、我々に次の予定があるからといって、スタッフに気を遣わせてしまったのではと、ちょっと心苦しい。
演奏内容について苦言をいただくことはなくなったが、もちろん自身としてはまだまだだ。
出演4回目となるメンバーが、一様に客席の子どもに対して余裕ある観察をみせるようになっているのに比べ、俺は「張り付いた笑顔」が精一杯で、客席の反応を楽しむとかいった余裕は今回もなかった。曲に関しては十分な練習時間が取れていただけに、これは何とかしなければ。
子どもが苦手なのは仕方ない、といってしまえばそれまでなんだが(←自分が子ども)。
そういう意味でも、まほちゃんがいてくれたことの違いが大きい。
本人は無我夢中だったかも知れないが、子どもが好きだという感情は、理屈を超えて子どもに伝わる。客席一面の真っ黒な、穢れない瞳が、一斉にMCをみあげている光景は、普段オトナを相手にしているステージではちょっと見られない経験だ。


後に、今年も客席から一部始終を見守ってくれていた、さすけからもらったメールにもあったけど、5人ならではの安心感、というか、思いっきり楽させてもらったというか・・・。
前回4人だったことによる(音楽的な)体裁の問題は現実として、むしろ隣から、普段練習で聞きなれている声が聞こえてこなかったことの方が、今になってはこころに大きく残っちまったかな、と昨年と同じ「景色」のはずのステージに上がらせてもらえて、強烈に思った。
やっぱ5人組ですもん、ペンギンは。
このように、なるべく触れないように、と思ってはいても、どうしても「昨年は」とついことばにしてしまう現場ではあったが、寝込んでいた本人が一番、無念だったに違いないわけで。
2005年はペンギンにとって、お互い容赦なく(^^; というかメンバーが本音で語れる関係構築をしつつも駆け抜けることになった一年でありました。