現職場としては

最後の出展。だが昨年の、職場内事前盛り上げに失敗、に懲りて、今年は最初から「例年通り」出展決議は求めるものの、内容については一切、情報公開しなかった。それで通ってしまう会議もすごいが・・・。だいたい、大勢は「やるやる」と口ではいいながら、どうせ自部署からはスタッフを出さない、ということが俺にもようやく判ったから。
とはいえ今年も、一部のこころある方々からは個人的に、「お手伝いしなくてもいいの?」というおことばをいただいた。とてもありがたかったが、そういう気遣いができる人たちだけがくたびれ損をする、というのもなんだか変だ。どうせ内容は展示だけとなったし、だとすれば、俺一人がついていれば済むハナシだ。
そんなわけで誰も来ない、気ままなひとり(というか無人)ブース。
一面強い秋の日差しな会場で、出展テントの裏にここちよい茂みと木陰を発見。折りたたみ椅子を持ち出し、風抜けをよくするためにまくりあげられている後幕の間からは、ブース内にヒトがいるかどうか見える位置をキープ。
ここんとこ、この展示物制作の突貫作業のためにすっかり朝晩逆転生活になっていたので、ボーイスカウトが売っているビール(!)に、たこ焼き、焼きソバ両手に昼寝。贅沢、というかとてもお見せできない、なし崩しぐだぐだ状態だ。これで「仕事している」といっても、誰も信じてはくれないだろう。
小さいことの積み重ねながらも、昨年の経験を活かした、ブース内はというと・・・

  • 展示に入ってきやすいように、表側に開いた完全コの字型のテーブル配置
  • 正面の目に付く位置に、でっかい写真(写真展にみせかけ誘導)
  • 昨年懲りた強風への対策として、コの字に組んだ机の上辺に模造紙の底辺を固定。模造紙の背面は、テグス状に張り巡らせた荷造り紐に固定。ちょっと見、版面が低かったが、予想外に車椅子の方々には、そのまま入ってこれる机配置ともども、好評だった様子。
  • テーマカラーがあったわけではないが、一応ブース内の背景色は統一してみた。単純なことながら、結構目を引くはずだ。
  • 体裁はいいものの風には煽られやすいパネルは、今回全く使わなかった。

他にも、学校の卒業生という母親と娘が、写真を見ながらテント内で会話していたり。受付、だとか呼び込み、だとか、テント内にヒト(俺)がいなかったことで、却って去年より、自由に出入りしてもらえたような気もする。
毎年恒例、区長の巡回は、今年は二日目の14:30頃。東急ハンズで買った様な「区長」のタスキをつけて巡回してきた。俺の展示、どう映ったことでしょかね。うきょきょきょ・・・。
両日ともカッキリ15:00撤収(全体終了は16:00だったけど)。収納もお手軽、箱ひとつに収まり、タクシーに放り込んで会社へ戻る。ひとりで運べる分量、というのも、制作のキモだった。
あ、無料のマッサージ・ブース(鍼灸師会の出展)に立ち寄るの、忘れた(飲んだくれ)。