面談パート・ツー

リーマンの端くれ、ということばが実にぴったりの、今の俺としては、異動があるのはある程度仕方がない、と思ってはいるのだが。
なんだぃ、この割り切れない気持ちは。
上司との面談、2回目(しかも1回目から全く、具体的進展がなかったし)。
とにかく対面で話しているのに、埒あかない。
俺のいいかたが拙いものなのか・・・。
異動先での仕事内容なんか、実際にやってみなけりゃわからんだろ。いくら事前に説明されたところで。ましてやアンタも未経験者。
それよりまずもってこの、物理的距離の方が、よっぽど前提条件として、どうなのよ。というのが俺がいの一番に解決しなければならない問題でしょ。
自宅から通えるのかよ、これ。
何時に始業?
残業はどのくらい?
交通費支給に上限がないんなら、毎日遠足してみるか。
帰宅できなきゃ言語道断だが。
それともいっそ、住宅手当が出るとか?
と、とりあえず歯切れの悪い会話を何とかしたくて、こちらから具体的な質問を2つ3つ、投げかけてみたわけだが、どうも「響いていない」カンジ。
「他に(具体的な質問)は?」
って、をいをい本当にわかってるんだろうか。
雇用維持に奔走してくれたことには、素直に感謝しているけれど、具体的な雇用条件を提示するのは自分の仕事じゃないと? 提示しないで異動の可否だけを打診するつもりかよ。常識的な順序の欠落。
いきなり一昨日にメールで、「19日に返答を」たってなぁ。俺は別に、ぐずっているつもりはないんだが。
ただ、生活基盤が根底から変わっちまうレベルの異動なんだよ。
5月から先の予定全部、白紙にせざるを得ないし、音楽活動だって現状維持できるかどうか(今までが恵まれすぎてたけどね)、カノジョとだって別れなきゃならないかも知んない(わはは)。仕事内容が変わることはあっても、ひとつしかない仕事先が変わることはなかったのが、我らが零細企業。と今まで、給料安くても我慢してきたわけだが。
第一、このトシで「独りモン」だからっていってもなぁ、世間サマと交渉を絶って暮らしているわけじゃないんだぜ(とりわけ俺はそう見えるかも知らんが)。

あまりに暖簾に腕押し、なので怒る気力もうせちゃって、
「まぁ(正規雇用といってくれるのなら)、就業規約を送ってもらってくださいよ」
読んでから(解決策を)考えるよ。ひとつひとつこのペースで回答引き延ばされちゃったら、いったい異動自体がいつになるやら。

目の前の会話相手が何を望んでいるか、全く想像できていないわけね。
まさかに日頃からこんな調子で、仕事取り損なってきたんじゃないかとかな〜り心配になりましたが。
現代の政党政治の縮図が、こんなに身近に・・・やっぱり政治って、その国民のレベルを反映してるんだねぇ。
いやむしろ、東電が値上げ通告書に「契約期間中は値上げを拒否できる」ことを明記しなかった件の方に酷似しているか。