緑のステージ、初日。

というわけで練習後は、予定通り緑のステージで行なわれたJamin’ Zebの生演奏へ。俺寄でも何曲か、Jamin’Zebのレパートリーから歌わせていただいている、目下メンバー全員が敬愛しているバンドだ。
メンバー揃って同じ生演奏を鑑賞しながら忌憚なく感想をいい合うことは、練習の一環としてもとても意義深い。最近はこれもなかなか機会がなかったが、超絶技巧の演奏を見せられて、明日の本番前だというのにみんなで凹むんじゃないかと思っていたのに、逆に全員すっかり演奏を満喫してしまい、この後予定があった真司さんとFUNEも、結局終演ギリギリまで会場に留まってしまい、アンコール(の1曲目)を背中に聞きながら、慌てて駅に向かった、らしい(翌日確認)。
この雰囲気、俺はなんだか、今となっては遠い空の下である定禅寺ジャズを思い出した。そういえばJamin’ Zebの演奏に最初に出会ったのも、俺は定禅寺だったのだ。

大きなステージなので、てっきりバックバンド付きの演奏だと思っていたら、純粋にアカペラ曲のみの演奏だったのも、とてもラッキーだった。
FUNEが演奏前、気を利かせてメンバー全員にその場でビールを振舞ってくれたので、俺もつい反射的に手を延ばしてしまった。自らの本番前夜だというのに(通常は禁酒)、ビール片手にお気に入りの音楽、すっかりいい気分だ。
光法は酔ったときの常で、繰り返しJamin’ Zebのファン層の偏りについて(具体的内容自粛)の自説を披露している。俺は周囲に聴こえるのではないかとヒヤヒヤだったが、確かに最前列あたりの盛り上がり方は尋常ではなかった。
プロってやっぱり、大変ですねぇ。

実家には21時前に帰ることができ、明後日が誕生日の父に勧められるままに、またビールを飲んでしまった。
逆に、酔いが夜中の変なタイミングで醒めてきてしまい寝付けない、助けてくれ。