猫の日

と教わったのは、数年前に別バンドでライブをやった日だったっけ。
俺寄の練習前、バンドメンバーが東京マラソン祭り*1に出演するというので、観客として足を運ぶつもりでいたのだが、俺は既報の通り、情けないことに腰痛で、結局当日朝は、起き上がれず。
加えて昨夜(というか日付変わった未明)は、隣室学生の東山くん(仮名)と関係者の飲酒騒ぎで、なかなか寝付けなかったこともある。元々日常生活が静かな人で俺が迷惑に思うようなことは数えるほどしかなく、昨今東山くん(仮名)にカノジョができてからは、男友だちが立ち寄るようなことも少なくなっていたが。男同士でも、たまには旧交を温めなければ、ね。
仕事を欠勤中、連日に及ぶ整体院・院長先生渾身の施術のお陰で、昨土曜日の朝から、本当に「紙が一枚はがれるように」痛みがワンランク下がったのが実感できた。もっとも昨日の状態だったら、俺の判断では練習欠席やむなし、だっただろうけど。動けたとしても、「腹式呼吸」はそれなりに腰周りの筋肉を酷使するものだ。

移動にもいつも以上に時間がかかりそうだったので、洗濯を済ませたらともかく時間を決めずに家を出て新宿に向かった日曜日。結局、練習開始時間より1時間ほど早く着いた。
安い昼食を求めてフラフラ。冬にしては暖かい日だったが、外でコンビニメシ、にはさすがにまだ寒い。牛丼チェーンや大手コーヒー屋などが目に付いたが、遠い世界のこととニュースで見ていた一斉値上げがここへ来て俺の財布に痛く、気付けばいずれも今の俺の「ご予算」と折り合わなくなっていた。
助けてっ、アベノミクス
・・・いつ頃、僕のところに来てくれるの? 今度お巡りさんに聞いてみよう。
30分ほどあてもなくフラフラして、結局(数年ぶりに)100円マック
だったら最初に入ってしまって、楽譜でも眺めていればよかったか。
実は年に数回しか食さないので、異物混入騒動のときもすっかり他人事だったが。
少なくともここ2週間ほどは、100円単位での出費管理が必要になっている。
医療費もかかっちまったしなぁ。
それでなくとも春は何かと出費がかさんでいる。
セキュリティソフトの更新期限が迫っているし、ネット環境も現状はあまりに料金体系が理不尽なので乗換えを検討中、来月にはテレビの完全地デジ化もある。
庶民としては食費を削るしかないわけだが、1食でも抜くことは今の職場では事故の元になるので、自衛の面からも厳に慎まねばならないというパラドクス。そろそろ花粉症への備えも必要になってくるな。
毎度のことながら、無事名古屋に辿り着けるかどうかは、実は俺自身にも辿り着けてみないとわからない。江戸時代の旅かよっ。最悪その折には、何卒よしなに。
まぁ俺の立場でなくとも、人間誰しも生きている限り、いつ何があるかはわからないものだが。

「何があるかわからない」といえば、本人談「ハーレム状態」で無事に演奏を終えた(はず)のメンバーが、練習時間になっても現れませんが。
「いや〜、スタジオ間違えちゃって…」
いつものスタジオと場所が違うからね、とメールで念押ししといたよな、俺。
それにしても、いつもの練習スタジオからここまでだって、10分はかからないはずで、
「で、ウチアゲ引けたの何時頃だったわけ?」*2
…本番演奏当日後の練習設定は、避けた方がよろしいようで。
というか俺ならこういう無理はしない。せっかくの本番演奏後の愉しい余韻に浸れないもんね。
まぁ、みんな忙しい中でスケジュールの合間を縫って練習時間を確保しているから、誰かがワリを食うことになっちゃうのは仕方ないわけなんだが。
どうやらこの後の協議の結果、名古屋(のFAN)名物「味噌カツ弁当」メンバー全員分のお代金が、おごりになった模様です(^^;

どこから聞きつけたのか、メンバー共通の友人・ももこさんが練習見学、というか俺寄メンバーの顔をみに、赤ちゃんともども駆けつけてくれた。一番狭いスタジオにするんじゃなかったな(ちょっとした酸欠状態)。一部の「酔狂なプログラム」が、とてもウケていただけた模様(赤ちゃんに)。

早くこのオッサンたちと一緒に、飲みに行ける年齢になってね〜。

日頃男ばかりなせいか、女性がひとり、この場に入るだけで、メンバーの普段見られない側面が…今回の新曲は光法アレンジがてんこ盛りだったのだが、今日期せずして(演奏は未完成ながら)人前での「初披露」となったわけで、ももこさんからアレンジを褒められて、照れてます光法サン…か、カワイイじゃねぇか…。
しかし聞けば聞くほど…っつーか語り出すとこだわりがやたらと細かいぞコイツ。
まぁ今日の俺は、前回出なかったD♭が出るほどの良好コンディションだったので、よしとするか。

共通の友人たちの近況が話題になり、これはほぼ俺が一方的に情報をもらう立場。
やっぱりいいよね、東京は。
何事もツーカーで話しが通じているみたいで。俺は前提情報が欠けているので、半分くらいは何のことだかすらわからなかったりして。都心を挟んでほぼ同じ距離くらいしか離れていないはずなのに、すっかり「今浦島」だ。
メンバーが別のアカペラバンドに請われて参加することになった、というので、
「せいぜい暴れてらっしゃい」
とのことばを贈る。固定メンバーで活動しているバンドに単身乗り込むことになるからには、既成概念とか日頃の練習の進め方とかを一度壊すくらいの意気込みでないとな。新メンバーとともに「新しい風」が入るのを恐れるくらいなら、新しいメンバーなぞ入れない方がよい、と俺は思う。

*1:走る!方じゃなく、賑やかしの方。走った方がいいようにも思うが…。

*2:こう尋ねたのは俺じゃないが