WINS阿佐ヶ谷、仕込み練習まだ2回目。

8時起床で、目論見どおり行きつけの整体院に一番乗り。
今週も朝、通勤電車で座れたのはいいけれど、爆睡してたら首を寝違えてしまったみたいで。
いつも通院時は手ぶらな俺が楽譜の入った鞄を持って行ったもんだから、すっかり顔なじみの院長先生、「なに、企んでるの?」(笑)
いや、メンバーより早く練習場所に行って、ドアの上に黒板消しでも仕掛けておこうかと…(古っ)。

少し早く着きすぎちゃった阿佐ヶ谷で周囲を少し散歩していたら、いい具合のパン屋さんを見つけた。
普段あまり脂っこいものは好まないのだが、今日はなぜか気分がカレーパン…これが大当たり! このテのカレーパンは、冷めるとルゥが酸味を帯びてくることが多いのだが、このカレーパンは、野菜の甘みが出てコクの増した、いい方は悪くなるが「翌日のカレー」のようなステキな味だった。次の阿佐ヶ谷での練習が楽しみになった。

この週末の関東はこの時季にしては日差しが暖かい、のはありがたいが、そうなると憂鬱な、人一倍過敏なセンサーが搭載されているメンバーふたりには既に感知されてしまった、花粉飛散。いつもなら「今日はこのくらいで勘弁してやるかっ!」なわけだが、そんなわけかどうか今日はすっかり弱気(^^:な俺の口から出てきたことばは、「今日はもう、この辺で勘弁してください…」。
いやー、実際かなり梃子摺っております新曲の仕込み練習2回目。
前回とりあえず全員での譜読みを終えて、改めて「自習」段階でしげしげと楽譜を眺めると、アレンジャーの創意工夫の跡が…なにせ歌ってるのがたったの4人なので、ベースもリズムを刻んでいるだけに留まらず、リードとのデュエット部分なんかも発見! ここは集団縄跳びの「お入んなさいっ」的な歌い方を心がけることにしよう(笑)。
楽譜を見ながら歌う段階の練習、というのは、お芝居でいうところの「ホン読み」段階と同じだ。
どちらかというと練習は嫌いな俺なのだが、こうやって音程や歌詞だけでなく、メンバー全員であーだこーだアイデアを出したりイメージを共有しながら徐々に「肉付け」して、ただの「オタマジャクシ」(楽譜)が、魂の入った歌の形になっていく段取りは、実は人前で歌うことよりも楽しい時間なんじゃないかと思ったりする。
梃子摺った箇所を集中的に音取りしてから、それじゃも少し前から、となるわけだが、「じゃ56小節目から」「そこからだと入るのが難しくない?」「じゃ54小節から」って、どんな値切り交渉なんだか…「もういっそのこと最初から」「いや、さすがにそれだと忘れとるわ(^o^)」辿り着く前に落とし穴に落ちまくってたりして…。

それにつけても今日は、俺とゆたかさんが妙な「刷り込み」に翻弄させられてしまった一日だった。違う曲でありがちなリフを頭のどこかが強烈に記憶しちゃっていたらしく、つい口をついて出てきてしまう、が当然、今日の楽譜とはパターンが違う。
ベースといえば、ある曲の1小節間ソロで演奏音源が楽譜と明らかに違っている箇所があって、まぁ臨機応変でいいってことなんだろうけど「楽器だったら、ここにカッコいいリフよろしく、っていうところなんだろうな」という話に、わかすぎさんがスラップベースのリフを冗談アドリブで繰り出したのに、「さすがに(バーバーショップ・スタイルの1920年代に)それはまだ…」「なんか映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいだな」と俺がいったらナカチョが「君達にはちょっと早すぎたかも」と切り返す。俺の記憶の通りだと映画のセリフそのままで、咄嗟のこういうツーカーな感じの会話、なんか楽しいねぇ。
なんとか順調に曲のカタチが見えるくらいになって、次は日本語の歌。
「どっちの歌が嫌?」と聞かれたのは、音取りの難易度についてだったはずで。
何を勘違いしたのか俺、「(歌詞で)嘘をつかなければならない方」、と即答(TT)
やっぱり嘘をついちゃったせいか覿面(^^; 歌っている最中につーっと、嫌な予感が…鼻血だ。
本当のところは恐らく、花粉症の一症状として鼻粘膜が荒れてしまったんだろう。
というわけで数分の止血休憩(スマン)を取らせてもらった後は、この曲を放置して次の曲にいこうとして、「鼻血強制終了」にしてしまうところだった(そんなに嫌なわけでは…)。

前回の譜読み練習では、さすがに自分の音を維持するのが精一杯だった。
正しい音を憶えてしまおうと、今日も長い道中MIDIを繰り返し聞いてきたわけだが、1曲通して聴いていると自分なりに「ここ、シビレルぅ」というコードが何箇所か散りばめられていて、こういう自分の感覚(嗜好)は信じるようにしている。
今日はリードの立場からよりは、そういう箇所できっちりと鳴らしたいな、ということで、自分なりに歌い方にメリハリ、というかリードとコーラス部分で声のトーンを大きく変えるように心がけてみた。
バーバーショップ・スタイルを模したオリジナルアレンジの曲で、男声カルテットらしく音程低めの和音が、ぐっと厚く聴こえる部分が際立って、いい感じになった。
さて、次回の練習テーマは、「感情を込めて歌う」です(嘘)。