だーっと書いてしまってから、さていよいよ推敲。
これをやるとやらないとでは、全く見栄えが違ってくる、はず。
音読・いいまわし
本当に音読する必要はありませんが、読み返してみるとどうも日頃読み散らかしている文章と言い回しが違う、読み流しにくい、といった部分が目に付くことがあります。ある単語に関する言い回しは、思っているほど(選択肢が)多くなくて、ドラム・ソロの組み立てで尊敬するプロの演奏を改めて聴いたら、案外知っているパターンの組み合わせだった、というのと同じ(?)です。
地味に練習中のWINS阿佐ヶ谷。⇒地道に練習中のWINS阿佐ヶ谷
セットリストに従い「仕込み」、続行中です。⇒セットリストに従って「仕込み」、続行中です。
いずれにしても文意が変わってしまうものではないので、「正解」がある話ではなく、この辺の「音(おん)」の流れが、読んでる側には書き手の個性として感じ取られます。
繰り返し
敬語って難しいですが、丁寧語は基本、
お手紙をお送りいただき
⇒手紙をお送りいただき
のように、後ろの方を残して表現することが多いようです。
また、同じことばが繰り返されるのも、修正します。
地道に練習中のWINS阿佐ヶ谷。
23日のライブに向けて、セットリストに従い「仕込み」、続行中です。
⇒地道に練習のWINS阿佐ヶ谷。23日のライブに向けて、セットリストに従い「仕込み」、続行中です。
同じ単語を繰り返さざるを得ない場合、できるだけ別の単語(同意語)を使った方が、文章としての見栄えがぐっとよくなるので、書き手の語彙力が試されます。
練習の楽しい雰囲気を日記風に書き溜めていくだけでも、もちろん楽しいでしょうが、
⇒練習の楽しい雰囲気を日記風に書き溜めていくだけでも、もちろん笑ってもらえるでしょうが
(なんだかマッチポンプ的な内容になってまいりました…(汗))
置き換え
内容が、いわんとしている表現と違うな〜(表現が弱いな〜)と思えるときにはいっそ、「てにをは」を置き換えてみるのも手です。
ブレインストーミングの項で、「人の思考は思っている以上に『論理的』。真っ先に「結論」から思い浮かびます」と書きましたが、文章単位でもこの傾向は出てきちゃうものなので、
文章としてぐっと見栄えがよくなるので
⇒文章としての見栄えがぐっとよくなるので
のように置き換えた方が読みやすくなるケースもあります。
長い文章は、一旦切る。
さて、冗長になっちゃってる「結論」部分に手を入れましょう。
…冗談はさておき、音程や歌い方に神経質になるあまり、ともすると「内向き」な演奏になってしまい、音そのものがもたらす「効果」がおざなりになってやしないだろうか。
⇒…冗談はさておき、音程や歌い方に神経質になるあまり、ともすると「内向き」な演奏になっていないでしょうか。
音そのものがもたらす「効果」を感じとって、もっと身を任してみては。
句読点の入れ方(特に読点)は、時代の流行り廃りによっても違い、ここ最近は割と短く切る傾向が強い気がします。
次の
楽譜に書いてある音を正確に演奏するのが「技術」だとしたら、生身の人間が演奏するアカペラを聴きたい、と思うときの気持ちは、シーケンサーで再現できるような音楽ではないはず。
も、何がいいたいのか今ひとつ。尻切れになっているのも気になりますね。
この部分はテーマ(WINS練習)に立ち戻って、バッサリ切ることにしました。
⇒楽譜上に著わせるのは(演奏)「技術」までで、それを「自分たちの音」にしていくのは、あくまでも演奏者によるその先の「想像(創造)力」なんだなと。