感動も薄れゆく、深夜の帰宅(自業自得)

新宿で乗り換えようと思ったら、電光掲示板には「混雑のため遅れ」とあり、別に事故ではないのだな、と高を括っていたら、中央線と共用になっているホームにヒトがあふれているらしい。階段を上がることすらできない。
よくこれで、暴動が起きないよな、日本って国は。
通しで切符を買ってあったがあっさり放棄。勢いで改札を出たまではよかったが、アテにしていた京王線のシャッターは既に閉まっており、青くなる。終電、早すぎるんじゃねーか、をい。
柱にある表示板に、「以後の時間帯は新線新宿駅発となります」、とある。
あわてて駆け込むと、終電が新宿始発でホームに止まっている、ほっ。
ところでこの電車は、「桜上水」止まりだ。明大前で乗り換えるつもりの井の頭線はというと、手元のポケット時刻表によると、とっくに終っていた。「山手線が遅れており、接続を待ちます」との車内アナウンス。最初は、終電だから仕方ないか、と思っていたが、繰り返し放送されているうちに、なんで自社(井の頭線)の終電には接続しないくせに、他社の乗り継ぎに便宜を図るのか、と酔ったアタマで腹をたてはじめる。
桜上水駅で放り出された際、同じことを改札駅員に申し述べていたオヤジがおり、多少溜飲が下がった。
ここも行列。駅前のタクシー乗り場が使えるわけがなく、それでも駅前でタクシーを待つ理由がわからん、というほどの短距離を甲州街道まで歩き、つかまるわけもない下り車線ではなく、空車だらけの反対車線へ。すぐに一台つかまえた。
行き先を告げると、道がわからない、とのお告げ。「目黒へ戻るところなんですよ」
普段タクシーなど乗りつけないので、きわめて丁重に道順を説明(車の免許も持っていないのに、何故説明できるんだろ俺)した。先日もらったギャラの一部が封筒のまま、財布に入っていなかったら危なかった、残金。ギリギリの金額だったが家の前まで乗りつけることができた、午前2時。
とにかく明日(今日)に備えて寝ろ、俺。