行ってきましたメリケンサック

シフトは原則、前月提出。相談して決めた今日の代休だというのに、フツーに早朝、上司からの電話で起された・・・俺は今日の休みをあてこんで昨夜、思い切りよく飲んでいた(ノミの心ぞう練習後)ため、これも思い切り二日酔いの声・・・一瞬にして事態を飲み込んでいただけたようではあるが(俺にしても今からスクランブル出勤したとこで、どのみち間に合わないし)。
そもそも今夜は、これまた俺の代休が決まった後に入れられてしまった外部会議の日で、このパターンで日程を一方的に決められたのも実は今度で3回目。
お陰さまで早起きすることになったので、今日一日の過ごし方のなんと充実したこと・・・。

天気が冴えないので、月イチの平日休みを利用してガラガラの映画館へ。
いったい何年ぶりだろう。切符を買う手続きあたりから、かなり妙な緊張感になっちゃってます(っつーてもひとりだから、別に誰かに気を遣う必要はないわけだが)。
今朝の上司の電話に、パンク・ロックの鉄拳制裁を! というわけでもないが、今日のチョイスは(俺の中で)今一番話題の映画、「少年メリケンサック」
テレビでのプロモ・コメント等を見る限り、かの主演女優さんは丁度「篤姫」と並行してこの撮影をなさっていたそうで。対照的に、まさに「体当たり」演技な感じ。
意外と俺、このテの美女顔に弱いのか(ちょっとスレンダーすぎる気もするけどね)。
監督Kさんは、1ヶ月ちょっとで一気に撮り終えたそうだ。テレビ・ドラマ的ともいえるけど、安っぽさというよりは、むしろそこに「勢い」が凝縮されて表れてた気がする。
役者の感情むき出しな演技とドタバタを楽しむ、という意味ではロードムービー(一応テーマが「全国ツアー」だったし)。
エンドロールを見ながら、ハッピーエンド、とかオチ、とかを求めてはいけないんだな、と。もちろん決して後味が悪い、ということではなく。笑いながらあっという間に過ごした2時間。
席が思いがけなくスクリーンに近かったが、パンクがテーマの割には爆音ではなかったのもよかった。

「幻燈」ということばがぴったりのような。まだ明るい映画館の外の世界へ。
花粉症が一気に閾値を越えたようです。くしゃみが止まらん。