迫る。

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「世の中に 人の来るこそ嬉しけれ とはいうものの…アンタじゃねーよ」の木

2020年はこんな1年になってしまったので、季節の移ろいへの手ごたえがイマイチで。
例年も今年も、個人的には特に夏らしいことなどやってないはずなのに、なぜだか今年は「ただ暑い日が続いた時期があった」くらいの認識しかなく、夏が過ぎて行ったという実感が得られないまま、気づかない間に秋すらも終わっていた。


自治体からは、個人情報保護という建前から日々の感染者数くらいしか公開されていないが、大手企業はコンプライアンス(と危機管理態勢の透明化)の観点からむしろ、情報を公開するようになっている。

いずれも俺の立ち寄るような場所ではないものの、「あぁあの店」と誰もがわかるような有名チェーン・フランチャイズ店ばかりで、俺も場所くらいは知っているので、ニュースの向こうの別世界の数字だったものが、じわじわと身の回りに迫ってきている実感に変わりつつある。

あえてヒトデナシなことをいえば。
政府が全国でGoToなんぞを止めた今こそ、「コガネ持ち」が一斉に旅行を控えているので、名だたる観光地がどこもガラガラ、だったりするか。
しかし当座、関東地方から逃げ出したくらいではどうにもならぬ。全国で、世界中で、感染者数が急増しちゃってるのだ。

この年末年始休、俺は元々実家に帰るつもりもないし、「自己隔離」(のリハーサル)を実施するつもりでいる。
無信心な俺にとっては、年が明けてからならいつ行こうが最初に行ったらそれが「初詣」だ。2月になろうが3月になろうが、このコロナ騒動が収まってからでいい。
とりたてて人生の転機のような、何か差し迫った神頼みがあるわけでもない。

立憲民主党羽田雄一郎参議院議員が53歳で急死したとの衝撃的なニュースは、昨27日。
翌日になってコロナ感染だったことが判明したという。糖尿病の既往歴があったらしいが、「俺、肺炎かな」と病院へ向かうタクシーの車内で呟いたのが最期のことばになったらしい。
こんな症例も、あるらしい。

俺も今月は仕事が忙しかったせいか何度か、休みに入ってすぐのタイミングでも「知恵熱」っぽいことがあった。
今のご時世、このくらいのことでもすぐ隣に、死を意識してしまう。
「ちょっと待て ハードディスクは消したのか?」(^o^;*1

休み明けに音信が途絶えていたら、お察しくださいませ(多分、自ら救急車を呼ぶようなことはしない)。

*1:自殺の名所、東尋坊の有名な看板