年末・年始。

年末年始休は、特記事項はない(とかいいながら、だらだらと書く)。
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既報の通り、29日には実家玄関先に出向いたのみで。
簡単に言ってしまえばその後の5日間は、ヒトと会話することもなく、部屋から出ることもなかった。

幸い天気はよかったので、毎日運動不足の解消に(はならないが)、午後になって近所の公園までは散歩に出た程度。年末の備蓄があったので、食料の買い出しにも出なかった。
あとはひたすら酒浸り…統計上、独り者が(妻帯者に比べて圧倒的に)早死にする理由がわかった。
今や俺は、会社が休みで行かなくてよくなると、ブログに書けるようなネタも一切ない引きこもり生活で、主体的にやるような趣味のひとつもない。
こうして長い連休が入る度に、確実に寿命が縮まってるな俺も。
国策として今以上の高齢化を抑えるためにも、祝日を増やすのはいいかも知れない。

例年だと年末・年始(とお盆)休みは、自身の健康維持のため(という言い訳で)「電磁波デトックス」、パソコンに一切触れることなく、携帯電話も手元に置かない、という「ブラックアウト」期間にしていたのだが、そもそも日常これらをやりとりしていた友人・知人関係は昨年には壊滅、ここ(ブログ日記)も更新頻度がすっかり落ちてしまったので、不甲斐ない事にはわざわざブラックアウト宣言しなくても、ほぼ同じ更新ペースになってしまっている。

晦日には一日がかりでブログ記事5本、書いちゃってるし。

この時期恒例になっていた秩父詣からも、2年連続ですっかり遠ざかってしまった(行けなかった)。
近所の神社への初詣も、まだ予定していない。
俺はもちろん「専門家」などではないわけだが、この直後に起こる感染「第6波」の兆しはこの時点である程度感じ取れていたので。
簡単なことだ。
新規感染者数が一週間平均で10倍以上もの感染力*1を持つ「オミクロン株」がトレンドワードに躍り出てきた時点では、まだ低水準だった感染者数の下であっても、旗振り役が誰かもわからない「みんな」と同じこと(今回は忘年会や帰省・初詣)をしようとすれば、その場は「密」になり、自身が感染する可能性が爆上がりする、それだけのことだ。
因みに、国がまた個人の行動に制限をかけるような具体的声明を出す*2のは、これまでもこれからも、ずっと先のことになる。これを待っていたのでは遅い。

俺自身がこれだけ気をつけていても。
どこでもらってきちゃったのかわからないまま発症してしまうケースが、もちろん一番想像しやすいわけだが。
今後起こり得る一番はた迷惑な出来事は、ある日突然保健所から「どこの誰ともわからないヤツ」の濃厚接触者に認定されてしまい、俺自身は無症状でも「2週間の禁足」、出勤も買い物もできなくなることだろう*3

まだしも宿泊療養施設での隔離だったら「三食昼寝付き」*4だろうが、運悪く「自宅療養」とされた日には、少なくとも外出できない状況での食糧の調達手段を、自力で構築しなければならない。
そしてその「どこの誰ともわからないヤツ」が、休業中の俺の生活や給与を保障してくれることなんかは決してないわけで。
いずれの場合も、その後は目出度く(?)急速悪化して俺自身もエクモ送り、という可能性もなくはないが、まぁワクチン接種は終えているので、オミクロン株であっても確率としては低いだろうと、ここは楽観論を採用。

つまりこの時期の俺にできるのは(去年と同じ)外出自粛だけ、ということだ。

2021/12/31 大晦日

大掃除は、早14時には切り上げた。
今年も「現場監督」のごとく口を出してくる同居人はいないので、俺自身が特に居心地悪くなるほど散らかってなければ終了。気ままな独り暮らしだザマミロ。手間と効果の損益バランス、所詮は「飽きたらやめる」だけ。
年末のこの1週間は例年通り意識して、目についた場所から容赦なく掃除してきたので、大掃除として敢行しなくとも日常生活空間(だけ)は、概ね良好な状態を維持している。

そんな「大掃除ごっこ」を終えるとツイッター上では早々と、フォロワーさんへの年末ご挨拶を済ませてしまった。
その後は、午前0時前後にリスナーさんたちの間で年末・年始のご挨拶ラッシュが始まったのをただただ、眺める。
毎度どうにも、こういう輪の中に自ら飛び込んでいく気が起こらない。
元々内輪でツルみたいタイプではないし、何よりも意味が見いだせないのだ(だからSNSは向いてないんだって!)。
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夕空を眺めるために玄関ドアを開けたら、隣室ドアにダイヤルキーが設置されてたのが目に入る。
間違いなく、昨日まではついていなかった。
俺はいつも以上に部屋にいる時間が長かったわけで、引っ越し屋が入ったり、自力で家財を運び出している気配があればこれまで同様、その気配くらいは感じたはずなのだが。
それ以上にこの、年度途中という半端な時期。
そういえば今月早々には人の気配が消えたので、講義が終わってすぐ実家に帰られたのだとばかり思っていた。その後数日、戻られていたようだったのだが。
コロナの影響による手詰まりから自主退学、とかじゃなければいいのだが。
恐らくは集合住宅住まいの経験があったであろう隣室の男子学生さんは、直接ことばを交わす機会こそ一度もなかったが、大変静かな暮らし向きだったので、俺としてはとても助かっていた。
どこでどう暮らしていても、とにかく達者でな。

年末年始と言ってみたところで。
俺はそばアレルギー持ちなので、生まれついてからこっち、「年越しそば」という習慣がない。
テレビの騒々しいだけの年末・年始特番編成はもっとも嫌いなのでここ数年、一切鳴らすことがない(大学駅伝を除く)。
除夜の鐘が聞ける一番近い寺は俺の知る限り、電車でひと駅向こう。今年は終夜運転も復活したので、行こうと思えば行けるが、現地が「密」になってる状況が容易に想像できるので行くつもりがない。
結局大晦日の今夜もいつもの仕事休みの日と変わることなく、夕食後入浴、缶ビール開けてDVD、そのまま寝落ち。

2022/01/01 元旦は、土曜日。

10:00起床。
「一年の計は元旦にあり」(笑)
ここまで年末こそは少し気合いを入れて8時起床を維持してきたのだが、逆に一気に緩む…。
元日こそ何の予定もないわけで、来年もどうせ「ひとり正月」ならこんなもんだろう。コロナ禍が明けていようがいなかろうが。

京成線のシティライナー成田山開運号」や新京成線の恒例「干支ヘッドマーク」を撮影しに寒風の中、早起きして外出できた自身の行動力は、遥か昔。
ましてや初日の出とか。
自分なりの被写体への興味どころか、撮影行為そのものに対しても興味がなくなっちゃったわけで。
今や自分でわざわざ撮りに行かずとも、ネットを少し巡回すればお目当ての画像に辿り着き、愛でることができる。
別に俺ごときがわざわざ寒い中、風邪引く危険を冒してまで撮影に赴くこともない…という程度に、今や俺の感性(笑)もすっかり地に堕ちた。

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結局9日にもなって、近所に撮りに行ってましたけど。

低血圧な俺が朝から料理なんかできるはずもなく、ガス台で餅を焼くことすら面倒くさい。
朝食はレンチンの肉まんで済ませた。
今のところ国からは、ワクチン接種担当大臣を含めて何の注意換気や行動規制の動きもないが、俺はまだコロナ自粛下での行動規範を頑ななまでに変えないまま、2度目の正月。そういえば去年の今頃はどうだったっけ、と自身の日記を読み返して午前中が終わる。

13時過ぎ、さすがにフレイル予防(!)のために近所の公園まで散歩。
いつもよりも人通りが少ない商店街は軒並みシャッターが降りていて、元日の今日だけは僅かながらの正月気分。
スーパーは明日からもう通常営業だし。
無人で暗いドラッグストアの店内から、女性のアナウンス音声が流れ続けている…どうやら商品棚のCM動画、切り忘れたままらしい。何だかシュールだ。
冷えた手へのカイロ代わりに自販機でホットコーヒーを買って、公園へ。
階段上から見下ろした野球場では、個人練習なのか実の父子なのか、一方的に怒声飛び交う熱血指導中で、元日早々胸糞悪いものを見せられてしまった。
ここ数日は猛烈に寒いのに、公園は野球場内も含めてかなりの賑わい。凧あげに興じる親子も多い。
そこの若いお父さん、凧は風を背にして上げないと(それじゃ逆…)。

部屋に戻って遅い昼食。ここで先日、母が持たせてくれた正月料理を開ける。
しかしこの時期にしか食べなくなってしまったが、餅はうまいな。ここ数年はもっぱら磯部巻だ。

元日着の年賀状は、ついにたったの2通。
本当に来年は、もうやめますこの馬鹿馬鹿しい習慣。
他所様のお子さんが大きくなったり家族が増えていく画像を、毎年一方的に見せられ続けている。
年末に改めて年賀状を書いてて気付いたのだが、俺からの送付先にも独り者がいなくなった。
音楽活動を辞めてしまった今の俺にはアピールする活動が他にあるわけでもなければ、俺の「生存確認」を必要としている人がいるはずもなく、職場関係には個人名では一通も出していない年賀状は、出す方もいよいよ通数が一桁になっていた。
自分がみんなと同じ人生の「ステージ」に上がれた(身を固めた)ときに備えて人間関係だけはキープ、などというアテもなく遠い将来に希望を持てるほどの時間も、もう俺には残っておるまい。
ましてや昔の自分に戻れるわけでも、かつてのようにひとつの目的に向かって一緒にミッションをこなすような機会も見込めない。

そんな新年恒例どん底気分から、16時に缶ビールを開ける。
ツイッターを通じて知り合ったリスナーさんが「本物の麦酒」の写真をあげてるのが羨ましかったので、今日だけは俺も発泡酒でなく「プレモル」を買っといた。
夜はその、いつものお気に入りラジオ番組が年に1度の電凸企画*5だが、ここぞとばかりオトナな常連リスナーたちからの家族自慢とか延々と聞かされるのも年明け早々、年賀状と同じくウザいしなー。
というか夕食後、久しぶりに電子ピアノを弾いていたら、放送が始まっているのに全く気づかないまま終わってた。
こちらは俺の「生活習慣」から外れていくのも、時間の問題のようだ。
ラジオといえば、30日に聞いていた番組の方は久しぶりにシナリオなし、DJお二方の会話力だけで引っ張る久々の3時間で、一緒にスリリングな時間を楽しむことができた。新年早々タイムフリーで聞き直したため、俺はいち早く2022年の年末(!)気分になっている。
翌週となる6(木)も同じくシナリオなし、との予告だったので楽しみにラジオをつけたら、(正月テレビと同じような)お笑い新人芸人救済番組のようなことになっておりいたたまれず、冒頭でラジオを切ってしまった。

こういう、物事に対するいちいちの反発的な態度。
他人にとっては所詮、人並外れて遅れてきた「青春のはしか」みたいなもんだろうし、俺自身としても嵐が過ぎ去るのを待つことしかできない。
かように心の「はしか」だと仮定すると、年取ってから罹るほど症状そのものが重篤だったり、長く後遺症に苦しんだり、ときに死に至る場合もあったりする、のかも。

2022/01/02 日曜日。

9時起床、8時に大手町をスタートする箱根駅伝はもう、2区を走っている。
それにしてもキラキラネームの選手、増えたなぁ。
漠然とテレビ前で眺めていた1~4区の走りが確かに、(往路最終)5区のドラマに繋がってくる。
しかしどこがどう繋がってくるかは、5区に入ってみないと誰にもわからない、チームワークの大切さ、怖さ。
選手も監督も、戦略的にそれがちゃんといくつかの可能性も含めて見えていること、もしかしたらこれが常勝校との一番の違いというものだろうか(そもそも選手層の厚さが違うらしいが)。
人知れず努力してきたであろうベテラン超人選手の活躍はもちろん痛快だが、むしろその直後の区間を任されたことで他大学からごぼう抜きされ、それでも諦めず途中で投げ出さず、自分がイメージする「いい走り」を貫こうとした選手こそ、順位に関わらず俺には輝いて見える。
されどスポーツ、結果が全て。
そんな5時間を超える激闘もスポーツニュースで取り上げてくれるのは、わずか数十秒だ。
今年も感動を、ありがとう。

2022/01/03 月曜日。

来る出勤に備えてコンディションを整えておく、とかバカバカしくてやってらんない。
別にやりがいのある仕事を寄越せとまでは言わないが、これまでも俺がいかに日々丁寧な仕事を心がけてみたところで、内輪での会議しか解決策を知らない正規職員サマたちが、ご丁寧にも一本ずつ「摘み取って」くださるので。
業界最底辺のポジションはまだまだ当分の間、安泰だ。
どうせ全ての業務を止めてまで長々と会議するのなら、新年早々スローガンのひとつでも作ってみやがれ(課題意識とかは、ないんだよね)。
昨年末にはあれだけのトラブルがあったというのに、減俸どころか関係者にも例年通り「賞与」が出ちゃうとか、もうねぇ…。

昼過ぎ、ようやく備蓄食材が心許なくなってきたので、年明け初めて近所のスーパーへ買い物に出た。
ベーカリー厨房にはいつものお姉さんの姿があり、全く偶然に並んだレジも、メガネ美人の小柄お姉さんだった。
これは年明け早々縁起がいい、のか?

一方で影を落とし始めた新規感染者数、この3が日にじわじわと増えてきた。
多くの病院が休みなはずのこの時期の増加率として考えると、やっぱり羽目を外すのが早すぎたようだ。
結局この国の庶民の我慢は3ヵ月が限度、ということなんだろう(この時点での新規感染者数は、昨年10月当時の水準)。

そんな中、何かにつけて無気力になってしまうのは、誰でも多かれ少なかれ仕方のないことなのか。
仕事休みのとりわけ午前中の、非生産的なやる気のなさだけでも、なんとかしなければ、と思い続けてもう2年だ。
これまでのところ、13時頃の遅い昼食を過ぎると一気に何事にもやる気がなくなり、そうこうしているうちに16時の缶ビールタイムになってしまうので、この間になんとか行動化したいんだが、午前中は逆に頭も身体も起きていない感じ。
どうやったらしゃっきりと起きられるのか。
バンド活動時代だと、移動時間中に集中力を取り戻していた気がするので、いっそわざわざ遠方のスタジオに予約でも入れてしまおうか(自身が動かざるを得ない状況に追い込めば、あるいは…)。
オミクロン株がじわじわと頭角を表し始めた今、そういうわけにもいかないか。
2019年11月にバンド活動を辞めたときには、こんな俺にもまだやりたいことがおぼろげながらもあったようで、カテゴリ「無伴奏ならくがき」を読み返すと、今となっては我ながら恥ずかしいほどアツかったようだが、一転年が明けたら全地球規模でこんなことになってるなどとは、当時は誰も想像すらしていなかったわけで。

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仕事休みだった6日には、関東で久しぶりの雪。

ともかくも、丸1週間もあったのに何ひとつ達成することのなかった年末年始休みは今日で終わり。
我ながらおかしなものだな、と思うのは、あれだけ若い頃には「規則正しい生活」が難しいものだと思っていたのに、逆に自身を「放し飼い」にしてみたら存外、生活の中に時間的規則性が生まれつつあること、だったりして。
まぁ実際、何か建設的・生産的なことをやっているわけでもないけれど。

*1:1/8に東京都の新規感染者数が、昨年9月水準の1,000人を超えた。先月現在のGoogle AI予測値でも200人に届いていないので、増加の条件が従来と大きく変わったと考えられる

*2:どうしても経済活動への直接影響が大きくなるので、慎重にならざるを得ない

*3:もっともこのペースで感染者数が増加していくと、ほどなく保健所の手がそこまで回らなくなるのも時間の問題だが

*4:え、衣類は用意してくれないの?

*5:リスナーと電話を繋ぐ