アカパラ番外編Vol.5

まずは何をおいても、にのみさんとのアツい抱擁(!)、ですよ(^^;
「Acapella to You Vol.3」CD発売を記念したライブ、名古屋版開催として、CDに収録されている、神戸からの実力派3バンド+地元名古屋から花村さんたちがステージに、という超ゴーカな顔合わせ。
先日の神戸開催ではどうしても都合がつかなかっただけに、これはなんとしても聴きにいかねばっ。

・・・それにしても、若い女性がやたら多いな、今夜の客席。

かつて自分たちも呼んでもらったことのあるこの場所で、見慣れた花村のメンバーの歌っている姿をステージ・ライトの中に見て、2曲目だったろうか、イキモノガカリ「帰りたくなったよ」の演奏が始まった途端に、歌詞がダイレクトに刺さっちゃったように、恥ずかしいほど涙が溢れ出てしまった・・・そういうライブじゃないはず、なんだが。
続いて今回のCDにも収録されている、オリジナル曲「ひまわり」。若干変更されたアレンジとともに、この曲にかけるメンバーの思いが伝わってくる。

花村さんたちの演奏は、地理的に遠く離れている、ということもあるんだろうが、毎回聴きにうかがうたびに、俺の中の勝手な花村さんのイメージと違った演奏に仕上がっているのがすごい。
社会人バンドの宿命として、バンド活動自体は不本意ながらも細くなってしまう時期があるかもしれないけれど、たゆまず続いているということのもつすごみ。耳が慣れてくると、そうはいってもちゃんと変わらない「花村の音」という部分も持ち合わせていて、これまでの経験が着実に積み上げられて今夜のステージになっている気がする。
なんか、そんなことを思いながら聞いていたら、いろんな思いが一気にこみ上げてきてしまったんだよ、俺(どうも涙もろくていけませんね最近)。
ひと回りもふた回りも大きくなった気がする、ノビノビとした演奏は、お客さんと一緒に、メンバー思い思いに、この場を心の底から楽しんでいるようでもあり。
後で伺ったら、ご自身たちにとっても「ターニングポイントになった演奏だと思う」とのことで、はるばる名古屋まで来て、この場に立ち会うことができて、ほんっとに嬉しい・・・「音楽の神様」がいることを信じられるすれば、こういう時だ。

アカペラ・イベントとしても、全体的には長時間だったにも関わらず個性豊かなバンドの組み合わせ、退屈しない出演順番で、あっという間。どのバンドも、あと数曲聞いていたい、とさえ思うほど。
とても勉強になりました。
ある意味、アカペラ・ステージの最前線が今夜ここに、という印象。本当に来てよかった。

内々のウチアゲにも、お招きいただくままにずーずーしくも同席させていただき、花村を中心に集まった名古屋のアカペラーの方々の、楽しい話やアツい思いを直接、伺うことができた。それぞれが演奏する者同士、例えば今夜ステージ上で起こっていたことだったり、CD録音での苦労話とかを話題に、ツーカーな話で盛り上がること。
花村の周りにこうして世代や性別の違ういろんな人たちが自然と集まってきていて、しかもバンド単独での活動にとどまらず、そういう音楽を通じたあたたかい「場」が、そのままサークルの形で運営されてもいる・・・名古屋のアカペラ・シーンがアツい理由が少し、わかったような気がする。
個人的な余波として(?)は、今は名古屋在住の知り合いとも、直接逢うことはかなわなかったが、きっかけに連絡を取り合うことができたし。

名古屋のみなさんに、いっぱい元気をもらいました!
ありがとう。
もう何もかもかなぐり捨てて、名古屋行っちゃおっかなぁ・・・(そういえば先月、名古屋から求人きてたな)。

・・・翌朝、会社ではやや後悔しつつも・・・でもなんとかなりそうじゃん次回も<―懲りてない