tanto gutsライブ at 代々木・cure*m

まさに今が旬! といった演奏内容。大満足でした。
そもそもライブ録音の手はずを途中までお手伝いする心積りでいたのだが、残念ながら今回は諸事情により、作業を具体化する段階までは至らなかった。しかし演奏する側の気構えは充実されていたらしく、「かつてない集中力だった」とは本番後の真司さん談。元々、その演奏には安定感あるバンドなれど、そう思い返してみれば別に派手なパフォーマンスがあるわけでも、もちろん踊るわけでもないのに(^^;、アカペラならではのアクロバティックな演奏そのものをとても楽しめた。
集中力、といっても客席に緊張を強いるようなものでも、一音一音に対してのそれでもなくて、ステージ全体の流れに対する神経の払い方、みたいなものだったのだろうか。とにかく聞く方も演奏する側も自然体な感じが、恐らく俺の知っているtanto gutsの演奏歴のなかでも、「名演」のひとつ、だったんじゃないかと。
アカペラで、ここまでできれば本望だな。
そんな中、カッチーニの「アベマリア」では、また泣かせてもらいました。この俺にとっても「因縁多き」、そしてもうすぐ失われてしまう、とっても居心地のいい、このばしょで。拝聴しながら、なんだかいろんな思いがこみ上げてきてしまった。
翻って俺自身の、アカペラ・バンドに対しての認識がトーテー甘いぞ、と12月に迫ってきたタイバン・ステージを思って少し青くなってたりして(^^;
こうして変わらずに刺激を与えてくれる音楽「仲間」との繋がりが、なんだかとても嬉しくて。
もらいっぱなしも、なんだか気が引ける。
さぁて、こっちも気合い入れてくかね。