とどめ

官僚の責任 (PHP新書)

官僚の責任 (PHP新書)

いわゆる専門家の本だと、危機感をあおる割には肝心な「国家破滅への道」部分になると急にあやふやにされちゃって、妙にふにゃちんなことが多いのだが、実は俺程度の(少ない)読書量の人間がようやく初めて、日本の(悲観的)将来像がどうなるかについて具体的に書かれている文献に出会った感じ。
3.11の震災対応に関して記述されていて、今年6月に上梓されているから、本を一冊発行できてしまうほど長いこの3ヶ月もの間、結果的に何ひとつ決められず多くの被災者を見殺しにしてきた政治屋たちはもう、全員クビでいいと思う。
津波にもっていかれず残ったのは、菅内閣の命だけ、だったなんて切なすぎる。

・・・そういやぁ俺も震災復興支援関連の仕事から干されてるな(俺の場合は「優秀」だから、じゃなく単に仕事がデキナイからだが)*1

*1:追記:筆者の古賀さんは同年9月26日、何の仕事も与えられないまま経産省を退職された。