通院

さすがに月・火とセミナーの立会い、昨日は早朝から会議と立て続けにイレギュラーな勤務だったので、今朝はいつもの時間に家を出たものの、午前中は耳鼻科へ。
実は先週1日に、同じように通院。俺にとっては懸案の鼻血の件だ。
生まれてこのかたアレルギー体質で、慢性的に鼻炎ではあるものの、数年前までは鼻血なんか出したこともなかった。それがここ数年、何かの拍子に鼻の粘膜を傷つけてしまったものか、深酒した翌日なんかに鼻血が出るようになっていた。
最近はかなり頻度が高くなってしまったので、さすがに医者嫌いの俺でもやや不安、今回の通院となった。
偶然、俺の直前の若い男性が同じ症状だったらしく、狭い医院内では聞くまいとしてても、センセイとの会話が耳に入ってきてしまう。
彼は診察を受けた後、局所麻酔の注射を打たれて(それって切る時に痛くならないため、とはいえ、既にかなり痛いのでは。なんか矛盾・・・)、電気メスで鼻腔内を焼かれたらしい。俺はここまでお気楽な気分で、せいぜい鼻を覗かれて、軟膏でも塗られて終わりだろうと思っていたのだが。この彼の一連の治療を目の当たりにして、しかも音声のみ(診察室内)で聞かされて、すでに嫌〜な汗・・・。
まぁ実際には、思ったほど痛くなかったのだが。
って、結局同じ手術を受けたのだった。気持ちの準備ができて、よかった、と思うべきか。

事務所で隣席のおばちゃんは、超多忙なのはスタッフ誰もが認めるところだが、自宅に仕事を持ち帰っていることもあり、ここんとこ出勤は大概昼ちょい前だ。
同じくここ数日、判で押したように午後四時半から、歯医者の予約を入れているが、これも同じく、一旦出勤しちゃったら四時半なんて中途半端な時間に仕事が一段落つくわけもなく、電話キャンセルを繰り返していて、一向に治療も進展しない。
というわけで、(平日の)医者は午前中に行くもんだと、つくずく思う。
もはやどう見ても、単に行きたくないだけなんじゃ、としか思えない。
この間にも、虫歯菌にとってはエナメル質食べ放題、なパラダイス状態になっていると思われ・・・(^ry
歯医者も大変だわな、こんな患者ばかりだと。

んで、今日の俺は術後の確認をお願いに、くらいの殊勝なつもりだったのだが、今朝になってまた、鼻血。結局、苦情の来院、みたいになってしまった。
さすがに今日の今日で傷があるからか、電気メスで焼くことはせず、軟膏を塗っていただいた後、ネブライザーで薬の噴霧を受けた。
それから内服の花粉症予防薬を処方されて、今日の診察、終了。
気候は一転、冬に逆戻り。天気も雨続きで、本当に今から、飲み始めていいものなんだろうか。
その後はどうやら、つーっと流れ落ちるほどの鼻血には、なっていない。

事務所に戻って今日のお仕事は、専門家のみなさんからご提出いただいた報告書の、提出前の確認・修正作業。
文章力のある先生からの報告は、俺が手を入れる必要もなくわかりやすいが、そうでないと全面改訂、みたいなことになる。同じ専門家でも、この文章力には、かなりの差がある。同じ士業で、知能の差、ということでもあるまいが・・・。
数件の報告は、指摘されている内容が重複している部分もあり異口同音なのだが、一刀両断にこれら全てをいいきってくださっている文章に出会うと、こちらもなかなかに痛快な気分にさせられる。
また、お互いに気を使いながらも、訂正版のやり取りをメールでしていると、お付き合いが長い先生の中には俺の文章力に一任してくれる人もいて、ありがたい。この辺は慣れている関係の人ほど、こちらも作業がしやすいし、こうなると、(責任ともども)大変ではあるけれど楽しい。
一方、関連団体2件のホームページが入っているWebサーバの請求書が届いており、なんかコンセンサスをとらず成り行きで立ち上げちゃった、みたいなことに
なっていて(しかも数年単位でこのまま)、というのは請求先が団体ではなく個人名だ。請求額にもややびっくりしたのだが、使っているとは思えない機能がたくさんついているのだろう。現状から判断すると、無料ブログいっちょで充分なことしか、公開しちゃいない。
俺は当然、(上司からも)聞いていないので、経理担当者には、上司の決済があるまで、「払い込む必要はない」と厳命しておいた。最悪の場合、月曜日にこれらのHPがWeb上から消えているはずだ。
加えて「被災地バブル」みたいなことになっていて、もちろんウチの組織は相変わらずカネなんかありゃしないんだが、現地スタッフから矢継ぎ早に、支払いの指示だけが、しかもメールでくる。
これも当然、上司からのお達しがないから、「必要だから買っちゃいました。支払いお願いします。」じゃ、現地で私的流用されていたって、東京からじゃ確かめようがないわけで。現地スタッフがそういうことをする人たちではないことは、俺が一番よく知っているけれど、事業として実施することだったら、そもそもかなりな金額になるんだから、予算書だとか明細だとか稟議書だとか、実際に動き出しちゃう前に出せよ。だから手続きの問題なんだよ、お互い仕事なんだから。
どうもね、東京での相場を鑑みるに、現地の企業にいい値でぼられている気もするし。
ま、現地スタッフとは上下関係でもなし、俺が指示を受ける立場でもないので、俺が指示出しちゃる。却下だ却下。

震災以来の政治のごたごたぶりには腹が立つが、こうしてみると指示系統が確立されていない、責任者がみえない、と、政治の世界で起こっていることがそのまま我が社でも起こっているわけで、まさに「日本(人)の象徴」、他人事ではないな。
まだ救いなのは、我が社の仕事は政治と違い、直接人命には関わっていない、ってことくらいか。
と、一周年を前に思うのだった。