終わっていようがいまいが

定時に帰るよ、今日は。
相変わらず暑さあたりみたいな疲れ方が、全くなくならないし。
そろそろ長い実家暮らしで蓄えた「栄養」も、ネタ切れか。
珍しくウチのシマ、誰もいなくなっちまったし。
電話番しながら残業したって、捗りそうにない。だいたいこういうときに限って碌でもない電話がかかってくるもんだ。
というわけで、久しぶりにまだ夕景、一面の黄昏は、まぶしいのか薄暗いのか。
よくわからない色の中を、駅へ向かう。
もうすぐ9月だというのに、今日も一日続いた猛暑。
ようやく、火入れした鋼が徐々に冷めていくような色になった空の下、電車は今日も「我が家」に向かう。
いったい、何やってんだろ俺。
どこに向かっているんでしょうね、俺(の人生)。
こうして一日の2/3はそこにいないのに、わが国の家賃ってやっぱり高額だよな。
いつもの商店街を歩いていて、ふとそんな思いが頭をかすめた。