打ち上げ

では、真司さんのソツない話の後で振られて、さて何を話そう、という感じだったが、本番当日になって初めて、合唱の迫力に負けないようスティックを使わせていただいたことを話した。
本当は、とっくに空間に消えてしまった音たちの儚さについて話したかったんだが。
ああいう場でしんみりしても、仕方ないよね。
ただ一度だけの、形に残らない。けれどその場のたくさんの人たちとの、確かな経験。
だからこそ、音楽。
また同じメンバーでの演奏が楽しみだが、同じ曲を演奏したとしても、同じ音は絶対に出せない・・・。
3次会で拝読した来場者アンケートは、自由記述式だったにも関わらず100枚以上もあった。みなさん、思い思いに書いていただいており、概ね好評。ああいうクラシックのコンサートで、ドラムはやはり、かなり目立つ存在だったらしい。
また、ジャズ・スタンダードの演奏からジャズミサ、という演奏の流れは、狙い通りの効果があったようだ。