ピーチク練

丁度神輿が横断している新宿駅前の交差点を通り過ぎ、今日の練習スタジオへ。
それにつけても、数10m先で道路封鎖してて、車が入ってこないのが見えてるはずなのに、なんでみんな信号を守ってるわけ? …日本人だよなぁ。

昨夜予約できた個人練習用のスタジオは、その後続けて始まるピーチ&クッパ練習と偶然同じ部屋だった。入会手続きを済ませ、美人の受付嬢に「次の時間帯、飯塚で予約してあるバンドのメンバーなので、そのまま使います」宣言をし、(多分真司さんが予約してあったであろう)渡されるままにマイクを3本借り受けたので、入室早々ついでにミキサーに繋いでおいた。「途中で清算には出てきますから」といった割には、次々とメンバーが入室してくるとそのまま練習に突入してしまった。申し訳ない。
ひとりスタジオで、持参のスネアを大音量で叩く、とわかっちゃう、先日張り替えたスネアの新しい皮が、とても小気味よい。が、逆にスナッピーはそろそろ寿命だな。
前回、個人での練習では、5曲中2曲しかさらえず。曲全体を支配するリズム・パターンの習得に梃子摺った段階だった。この段階を通過しないと、リフを入れるったってよたってしまう。
今日の個人的な目標としては、(本当は個人練習でここまで済ませておくべきだったとは思うが)曲全体の流れを(楽譜ではなく身体で)把握した上で、1曲分の集中力を身につけなければ。
1番と2番のつなぎで迷子になる傾向が強いことがわかった。動揺を引きずったまま2番に入ってしまい、元のリズム・パターンがわからなくなっちゃったりして…。
ここまではやや力技的な(個人)練習をしてきたわけだが、これから本番当日までは、ちょっと丁寧な練習が必要かも知れない。

実はベーシストとは、今日が初顔合わせ。
自身がドラムをやり始めてわかったのだが、スウィングばかりやっていると、均等エイトビートがよたったり、その逆だったりする。少し前まではドラムの教則本というとまずはジャンルに関係なくエイトビート、だったのだが、最近はジャズドラム用の教則本というものがあるのも、ジャンルの「入口」を間違えると、キャラクターの違うドラマーができあがってしまうから、ということではないかと思う。
同じリズムを担う楽器であるベースにしても事情は同じではないかと思っており、俺が知る限り、両方ともソツなくこなせるヒトというのは、実はかなり少ないという気がしている。
で、今回のベーシストなのだが、元々真司さんがハシる傾向が強い、と思い込んでいたこともあるのだが、俺自身のブランクもあって、後で録音を聞いたらブレーキかけようと粘りすぎちゃってる。にも関わらず曲として「破綻」して聴こえないのは、スウィング特有の拍裏の粘りに、ベースがちゃんとついてきてくれているからだった。お陰でテンポ感としてはおかしく聴こえないし、一緒に演奏していても違和感を感じなかったわけだ。
今回は疑心暗鬼にならず、メンバーを信じて一緒に乗っかっちゃうくらいでよさそうだ。まぁ本番はお互い緊張してるだろうから、心がけなくても多分、そうなるんだけど。
俺は今回(も)、もしかしてとっても「スゴい人」と一緒に演奏しちゃってるんじゃないだろーか…。

と思ったのも束の間、練習後は別の練習に向かうももこサンを除いて飲みに行き、また新しい「オトコの友情」を育んでしまった。オンナって面倒くさい、または面倒くさいオンナ、についてを話題に、男子高校生のような会話で無意味に盛り上がってしまい、当初1時間といっていた「飲み会」は延長に次ぐ延長で、ようやくお開きになったときは結局2時間半たっていた…そっかー、さっきのスタジオの受付嬢もきっと、個人的に付き合いだすと面倒くさいんだろうなぁ(勝手な妄想)。
ウチアゲが、今からとても楽しみです。
また、いい音楽仲間が増えたことを、とても嬉しく思う。俺自身にも、真司さんにも。
しかしあの飲み屋、タバコ臭くてかなわんな。風呂に入らないと、今夜眠れそうにない。