土曜出勤、事件です。

昨日の大雪による交通マヒを想定しても、我々小市民にできることといえば30分早く出勤体制をとるくらいで。
千葉では、雪は未明からそのまま大雨になっており、俺が使ったルートと時間帯では電車の運行に問題がなくスルーしてしまい、そのまま30分以上早く、社バスが出る最寄り駅に着いてしまった。
が、靴が大事件だ。
昨日は、大雪になるとわかっていながらスーツに革靴の連中を心の内でクソ馬鹿呼ばわりしていたが、今日この状況で長靴が実家に置きっぱなしの俺は馬鹿以外の何者でもない。
現場処理の男、まだまだ半人前。
京成西船駅前からJR西船橋駅まで、徒歩での乗り換えになるのだが、改札口から駅前広場に降りるスロープ下から既に一面、水びたし。最初はなんで改札を出たこんなところで行列ができているのかと思ったが、同じ電車を降りた乗客みな、ここまできて足元を見て、躊躇していたのだった。融雪剤は散布する区画なのに、水はけについては無頓着な駅員だな。
駅も道も、路肩の雪が堤防状に固まってしまっていて、降ってくる雨が側溝に流れ落ちることができずに道路一面が冠水状態。近ごろ必要以上に親切な天気予報も、こんなことになるなんてひとことも注意してくれなかったじゃないの。
そして、辿り着いた社バス乗り換え最寄り駅の前は、バイカル湖になっていた。
人間って、足が濡れているというだけで、こんなに簡単に不機嫌になれるんだ。
今の俺にはもう、水溜りを避けて歩く必要がなくなった。
それでも会社の同僚とそんな話をしていると、確かに少しは気がまぎれた。
結局、靴は一日乾くことはなく、靴下は諦めて、丸一日、裸足に濡れたままの安全靴で過ごした。ようやく支給以来、この安全靴を洗う理由ができたわけだが。
10時過ぎに、JR通勤組の人たちが一斉に遅れて到着、いつもの活気ある職場になった。
天候は午後には曇りから晴れに転じたが、その後も公共交通機関は場所によって不通だったり、大幅遅延のままだったこともあり、昼の段階の連絡で、16時に帰れる人は帰ってよい、とのお達し。
土曜日ということもあり、朝の通勤で日頃使わないルートや対応を迫られた人たちは何の躊躇もなくかなりの人たちが帰宅。俺は今週、予期せぬ早退もあったので、定時まで静まり返った構内で残業、こういう時の方がいつもよりも捗ったりする。
それでも朝から身体が生命危機モードになるような「お祭り」状態だったせいか、とっても疲れた。
何を食べるか考えるのも面倒くさくて、コンビニで思いつくままに夕食を買ったら、カップラーメンとポテトサラダ、アメリカンドッグと、我ながら訳のわからない組み合わせになった。

翌日、ずぶ濡れになったはずの安全靴を洗おうと思ったら雪のせいか、乾かしただけで以前よりきれいになっちゃってた(一応、手入れだけは済ませたが)。
今回の教訓。
雪の翌日こそ、長靴の使用励行のこと。