荒天?

台風18号がまっすぐ北上、今朝東海地方に上陸したらしい。
関東は大雨の予報で、俺は覚悟を決めて安全靴より重い長靴を装備し、いつもより30分早く部屋を出た…が、長靴が威力を発揮することはついにないまま、一日が終了。帰りには夕飯の買出しに「ららぽーと」にも寄ったのだが、これが偶然、予期せぬ雨を屋内でやりすごすことになったようで、結局朝も帰りも、傘が必要になるほどの雨に遭わずに済んでしまった。

仕事場では相変わらず、ひとところに落ち着くことなく、いろんな現場を転々としている。
元々複数のことを同時にできるタイプでもないので、そのたびに前に経験した作業内容を思い出すのに手間取ってしまう。
今日は、この部署での最初の現場に戻っていて、口の悪い同僚から「(昨日の現場、)出禁になったんじゃないの?」といわれる始末だ。
自身の同じような異動には自虐的に「左遷」が口癖の同僚からは、「出向、ですかね(笑)」といわれる。
俺の単純ミスから、お誘いいただいていた友人のライブ2本の日に仕事を入れてしまっており、平謝りのメールを入れた。本当に申し訳ない。今の仕事、土曜日は原則出勤なのだよ。
しかし偶然とはいえこんなことが続くと、俺自身もうなんだか、どうあっても誰からのお誘いであろうとも、千葉のこの部屋から出る気がないんじゃないかと自分を疑ってしまう。すっかり隠遁生活だ。

改めて部屋を眺めまわしていたら、このところの雨続きで、お気に入りだったVan Nuysのスティックケースが、一面カビまみれになっているのが見えてしまった。こりゃもう、ダメだなぁ…捨てるしかないか。まぁ、もう使う予定もないが。

「ためしてがってん」の終りの方を少し、見るともなく見ていたら、最近スマホのやりすぎによる「ストレート・ネック」という、首の骨の変形が問題になっているんだそうだ。首の骨は本来、首の後ろが凹む形で緩く弓形に組み合わさって、霊長類イチ重い頭を支えているのだが、スマホ依存になることでこれが逆に前下を向いたままになる時間が長くなってしまい、「弓形」でなくなってしまうのが名称の由来。
症状としてはいわゆる肩こりのほか、「頷く」という動きが(構造上)できなくなる。
ここからは俺の妄想だが、この話を聞いて咄嗟に思い浮かんだことは、高音部を歌うときに必要なのがこの頷く動きだということ。首の後ろの引き上げ方で高音を支えるためで、逆に外見上、顎が上がってしまったらそこから上の音は、どうやっても絶対に出ないことは、テナー(やソプラノ)を歌ったことがある人なら経験的に知っているはずだ。
そういうヤツと一緒に歌ったり、さらには歌い方を教えなければならないような状況には、めぐり合いたくないなぁ。
新しいメディアやツールが出るたびに、それが自分の身体にいいものか悪いものか、またどの程度までなら健康に悪影響がないのか、を見極める「感性」くらいは、持ち合わせていたいものだ。動物ならみな備わっている(生存維持のための)本能というものだろう。
まぁ何事でも、「やりすぎ」が身体にいいことなど、ひとつもないけどさ。