小岩菖蒲祭り

10時過ぎに起床。
たまの仕事休みに一面の曇天、なのは俺の雨男っぷりの面目躍如として、さて宗吾参道あじさいと小岩の菖蒲、どちらに行ったものか。
天秤にかけて2時間ほど迷った末、紫陽花の方がまだ花持ちがよかろう、ということでこの勝負、菖蒲の勝ち。

宗吾参道は何度か行ったことがあるので、来年の晴天に希望を繋いで今日はロケハン、くらいの気分で、初めての小岩菖蒲園
久しぶりの川向こうは東京の観光(笑)。

菖蒲と電車が一緒に鑑賞できる稀有な場所、との紹介もネット上にあったりしたが、結果テツな俺にとっては何とも落ち着かない場所、だったりする。何しろひっきりなしに京成線が行き交う。
何となく土地勘があるのは、2年前の年末、終電終了に伴って歩く、というとても無謀なことをしたせい(><) 深夜、真っ暗な堰堤に不意に行く手を遮られて途方に暮れた「現地」だったりする。

その、苦い思い出の堰堤を上がると、菖蒲祭りの会場を眼下に一望しつつ、まずは持参の弁当で昼食を済ますことにした。といってもコンビニ弁当だが。
空の広さが、気持ちいい〜。

この期間限定で、JR小岩駅からシャトルバスも河原に乗り入れてくるらしい。

江戸川のトラス橋を渡る、京成線。
斜めの鉄骨が電車の顔と被らないタイミングでシャッターを押すのは、思った以上に難しかった(^^; 比較的上手くいったカット。

京成線がこの辺りまで開通した当初、なんとこの江戸川の区間だけは渡し舟のままだったとか。向こう岸の国府台駅まではわずか700m

鍋が行く…模擬店の方々らしい。ご苦労様です。
ようやく入口ゲート。もちろん入場無料。

食べ物販売の屋台のほか、昨年は植物の無料配布や、菖蒲柄の手ぬぐい販売なんかもあったらしいが、今回は終わってしまったのか、あまり俺的に目ぼしいものは見当たらなかった。
というわけで、菖蒲の数々。
日本画の「狩野派」みたいに、うまいこと花を画面上に配置できないかと、四苦八苦してみたが、絵と違ってそうは上手くいかない。


お子さんは、「花よりおたまじゃくし」なようで…。

青みを帯びた花が、涼しげ。


鉄橋を行く電車にも、大分慣れてきたな…というか、デジカメの高速連写機能に任せてしまう横着を憶えましたが。あぁ、また退化しちゃったか。

会場の周囲には紫陽花も満開で、紫色の競演。

曇りとはいえ日陰の少ない会場、さすがに日焼けが怖いので、そろそろ引き揚げるか、と思ったら薄日…。やっぱり雨男だな俺。

渡し場の跡も、ちゃんと残っていた。駅前の北野神社あたりには関所もあったそうだ。「海から13.5k」。

駅へ戻る途中の路地でみつけた、満開の紫陽花。
個人的にはこういう色が、どストライクです。