池上・本門寺


に、「500個の風鈴の音を聞く」(だったっけ?)に行ってきた。
今年も気付いたら今日が最終日、という不信心者なワタシ。滑り込みになっちゃったが、今年もなんとか健康で(懐具合にも若干の余裕をもって)こうして訪ねることができたことが、何より喜ばしい(日蓮宗信者ではありませんが)。
しかしこの写真の風鈴(の短冊)、おあつらえ向きでありがたかったです。

この酷暑のせいか、午後早い時間帯はまだ、最終日しかも土曜にしては人出が明らかに去年より少ない感じ。意外なことに閑散とした境内。
風鈴だけでなく、人をできるだけ画面に取り入れた画に、という俺のプランは、早くも頓挫しかかってる。

木々に囲まれた広大な丘の上にある寺、吹き上がってくる風のために、実は「下界」ほどには暑くはないだろう、というのは俺の目論見どおりだったわけだが。
今日はその風が強すぎて、風鈴がエグザイル状態…。風鈴の下についているセルロイドの短冊を読むのも楽しみだったのだが、判読不可能だ…。

それでもサンドイッチ片手に昼食をとりつつぶらぶらしていたら、時間とともに人もそれなりの賑わいに。


しまいにゃこの人たちの「キャンプだほい」エンドレス攻撃に追い立てられて、俺退散。無理矢理歌わされてる感満載のだみ声で、音楽性のかけらも感じられなかった。
何かこの、せっかくの風鈴の音を活用したワークショップ、みたいなことはできなかったんだろうかねぇ…(目的が違うのだろうか?)。

去年、偶然迷い込んで発見した本行寺へ。
こちらはそれぞれが大きく音色の異なるガラスの風鈴が涼しげ。

俺はこのうちの、花火の絵柄のが好みだったのだが、百人一首のカードを使ってやる「坊主めくり」の坊主よろしく、なかなか撮りやすい位置に吊るされておらず…って、この喩え、わかりにくいか。

さすがにこんな奥まったところまで入ってくるのは、地元の方か信者の方くらいらしく、静かな境内。街中でも住宅街で風鈴を吊るすと煩がられることもあるが、その音色を楽しもうとすると実は繊細なので、これくらいの静けさが嬉しい。

往路は都営地下鉄浅草線西馬込駅から来たのだが、「帰りは同じルートを採らない」俺鉄則を発動。復路は東急池上線池上駅へ。本当はこちらが正しい「表参道」ルートなんだけどね。
というわけでこちらは心なしか、なんだか若いペアの姿が多く目に付く(もげてしまえと)。

それにしてもやっぱ、下界はあちぃぜ。