10/29〜30 わたらせ鉄道

群馬と栃木の県境あたり、わたらせ鉄道は元国鉄の足尾線。
足尾銅山といえば、かつては鉱毒被害の舞台にもなったところ。
今は紅葉の景勝地で、多分シーズン中だけだろうが真っ赤な制服のキャビン・アテンダントが乗車していて、鼻の下数ミリ伸びる(^^;
平行する国道は渡良瀬川に沿っていないので、険しい渓谷美を楽しめるのはわたらせ鉄道だけ。バス・ツアーでもわざわざ大間々駅あたりからわたらせ鉄道に乗り換えてくるコース設定がされているくらいだ。
列車はすべて、赤銅色のディーゼルカー。電車と違い、架線や電柱のない秋の空は、とっても高く蒼い。
結果的に、紅葉にはちょっと早かったが。
というわけで、ここは相生駅にあった看板・・・プロの写真で誤魔化す(なぜこれだけの写真が、わ鉄のホームページには使われてないのかはちょっと不思議)。

途中の神戸駅には東武特急を再利用した列車レストランがあり、快晴の天気のなか、渡良瀬川の河原にも降りてみたし、草木湖のダムサイトにも寄り、水沼駅では、ホームにある露天風呂(もちろんホーム側からは見えないが)にもつかり、と、日帰りだとなかなか立ち寄りきれないところまで一気に回り、そういうわけで秋を満喫した(あれ、これは俺の夏休みでは?)。
投宿のワンマン・ディーゼルカーでは運転手に、「電気系統の不具合があるので後ろの車両に乗ってください」といわれた。街灯すら満足にない山の中で、ワンマン運転中にトラブルとは…運転手って、あこがれだけでは務まらない、大変な仕事だなぁ。室内灯が消えてしまっている先頭車内を見て、脈絡なく昔の地下鉄・銀座線を思いだした(あの、駅が近づくと電灯が消えてたヤツ)。