大原から、いすみ鉄道へ

次の乗り換え駅、大原も、似たような好ましい規模の駅で。
元々は同じ国鉄線だったはずの「いすみ鉄道」は、一旦改札を出た上で乗り換え、ラッチだけの無人駅(車内で整理券を発行)。

駅の売店や、さっきのコンビニにもあった「い鉄揚げ」という揚げセンベイ。銚子電鉄がヌレセンの売り上げで車両の検査費用を賄った、という「武勇伝」にあやかってだろうけれど・・・かなり気になった(どこかで買って帰ろうかと思いつつ、結局買い忘れた)。
さて、ホーム入り口の時刻表を眺めると、
11:46・・・12:59・・・概ね一時間に一本くらいか、運転間隔。
と思ったら、13:50発の次は、15:27!!
因みに駅に着いて一息ついた、今はだいたい14:30デス(Death・・・?)。
不幸中の幸いだったのは、折り返し列車が着いたのが14:52だったことで。
駅前の本屋で立ち読みしたりして、寒空の中での待ち時間は、それほど長く感じなくてすんだ。ほっ。

いすみ鉄道は、菜の花色が愛くるしい、同じ型のレールバスを6両保有*1

ご覧のように昨年10月から、ムーミン列車として運行中、と知ってて訪ねたわけではないワタシ。車内吊りで初めて知りました、スミマセン。



6両がそれぞれ異なる6種類のヘッドマークをつけて走っているそうで、今回乗車できたのは、3号車(パパ&ママ)。

ムーミン「電車」、とはいわない。なぜかといえば、ディーゼルカーだから。
パンタグラフもないし、架線(や電柱)が必要ないので空が広い。
折り返し停車中、他の乗客の方ともども、車内外の様々なムーミン・キャラの写真を撮ったりしてました(^^; テツ分、スイッチ入りま〜す。



網棚にはもちろんムーミン・パパが・・・走りだすと当然、お客さんたちと一緒になってユラユラ、揺れてくれます(意外とかなり、カワイイ)。


11月からは、各車内にスタンプ台を設置してスタンプラリーもやっているんだとか。オフィシャルなスタンプ台紙を入手していないので、たまたま持参していたドラムの教則本奥付に、ポンッ。

車内貼りの路線図にも、沿線中満開の菜の花の写真がいっぱい、いやがおうにも高まる期待。

・・・まだ「菜っ葉」・・・。


一面の冬枯れを堪能しちゃったぢゃないか(さすがにちょっと、時期が早すぎた)。

車内アナウンスでは、バイオディーゼル燃料*2を使用していることや、途中駅では東京や横浜方面の高速バス乗り換え案内まで。かなり余所者にキメ細やかなのがウレシイ。見渡す限り人家が見えない無人駅で、「高速バスはお乗換え」といわれても、さすが行き当たりばったりな俺でもそこまで冒険する気にはなれなかったが、今度はちゃんと調べて、こちらから来るという手もあるな。

いすみ鉄道HP http://www.isumirail.co.jp/
(この項、まだ続く)・・・と思ったんですけど、旬を過ぎてしまったので以下割愛。

*1:開業時は7両。204号は長いこと休車扱いだったが、最近正式に廃車が決まったらしい

*2:家庭や工場から出るてんぷら油などの廃油を精製、再利用。公共交通でも鉄道業では初の試みとして2005年から実施中とか。