本厚木・レストラン匠 開店8周年記念パーティでの演奏。

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音量、調整中。


今年はお店側のスタッフが総入れ替えになったこともあり、準備の時間を充分に確保したために開店時間が例年より1時間遅めの設定になったそうだ。おなじみの顔が見られないのは少し寂しい気もするが、「新たな歴史」の始まりでもある。
何しろ小さいお店なので、年1回とはいえこの大きなイベントは、スタッフ総動員の一大行事。そんなハレの舞台に毎年お招きいただくのは、大変光栄なこと。
しかし…ほらみろー、セットリストなんかできねぇよ(笑)。
手持ち曲のジャンルが偏りすぎだ。その場で急に日本語の曲、とかいわれたって…唱歌

匠での演奏はこれまで、頑なに生声だったのだが、今回はわかすぎさん購入のチビッ子PAセット「モバちゃん」*1が投入された。
我々の声量はアカペラとはいえ、かの「すみだストリートジャズ」でのちゃんとした(?)PAでも、うっかり手加減なしで歌うとヘビメタのごとくオーバードライブがかかってしまう(!)ので、モバちゃん、さすがに力不足感が…と思いきや、やはり日頃からスピーカーの出音に耳が慣れているせいか、力を抜いて歌うことができたようで、俺はあの合宿以来スランプで出なかった音域までがすっと抜けてしまった。これには本人が一番、動揺(なぜ?)。
練習も含めてここまで、自分なりに「セーフモード」を心がけていたせいもあるが、喉の調子はあの合宿以来一番の好調だったようだ。
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見てる人は見てくれてるし聞いている人は聞いてくれているが、店の中ではコアな常連さんと気さくなシェフとの雑談が盛り上がっているし、というかシェフはお店始まって以来の大人数で、オードブルの供給に忙殺されていて厨房を一歩も出られる状況にない。我々の演奏場所である店の前の駐車場に仮設された、「シェフの手作り屋台」(笑)でもそこかしこ同窓会の風情で、みなさん思い思いに過ごされている。
いつものライブとは大きく景色が違って、そういう意味ではアマチュア楽家には非常にハードルの高い現場。
こういう状況もここ数年、すっかりわかっているので、焦っても仕方ないし、生演奏とはいえ今日はハナからBGMの役回りに徹する気構え。
ファーストセットは開き直って、お客さんと同じ目線。失礼ながら座らせてもらったまま、おとなしめな曲を中心にお送りしてみた。
昨年、このステージから変更したメンバーの並び順だが、今回またこっそり戻してたりする。
(11月のライブではまた、「WINS Q」で出題するのだろーか?…ってさすがに同じネタというわけにもいかないか…)

ファースト・セット

  1. It Don't Mean a Thing
  2. Java, Jive
  3. 故郷
  4. I Left My Heart in San Francisco
  5. Route 66

セカンド・セットではノリのいい曲も交えてみたが、そもそもご存知の通り、ノリノリの曲というのがあまりレパにない我々…つくずくこういうとき、一般ウケは難しいなぁと痛感する。

セカンド・セット

  1. Hi, Neighbor
  2. Happy
  3. カーニバルの朝は北の宿
  4. WINS阿佐ケ谷のテーマ2019
  5. 東京砂漠
  6. Sing, Sing, Sing

俺は自身のステージ上での話し声、とか全く面白くもなく取っ散らかっちまうだけの会話内容、とかが実は大嫌いなので、後日メンバーに配布してもらった録音記録は、いったいいつになったら心穏やかに聞けるのだろうか…。

*1:勝手に命名。子ども用、という意味ではない。