壊れた女。

今週はもう、HSP(Highly Sensitive Person)気質の俺にとってメンタルに直接響く出来事が多すぎて、(俺の頭が)処理しきれていない。
Twitterの方には先立って呟いてしまったのだが、初めて新人さんに任せてみた重い仕事を、途中でぶん投げられた水曜日。
いとも簡単に、メッキが剥げてしまった。新人さんといっても40歳代後半の女性で、旦那もちだが。眼鏡女子な風貌だけならさぞかし仕事がデキそうに見えたのか、社長のお気に入り。
しかしここ数年、「壊れた女」しか配属されてこないなー(採用制度にこそ問題が?)。

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ようやく納品になったのに、弾いてる時間がありません(TT)


昨年担当していたのが俺だったわけだが、ちょっとした騒動になり、全国的に我が社の名前が轟く(笑)事態になってしまった。
やらかした内容の割には社外からの反応が薄かったので、同業他社の中にあってはすでに「あそこならこの程度のこと、やらかしかねない」くらいの評価しかいただけていないんじゃないかと思われる。
この大騒動を俺が他人事として書けるのは、指示を出す立場の人間*1がいくつかの段取りを勝手にすっ飛ばしてしまったことが最大の原因とみているからで、俺が丸5日間、他の仕事を一切後回しにして集中対応した内容を全てフイにしやがったからだ。
しかもその後、原因究明がなされた形跡もなく、もちろん当事者のひとりである俺のところにも聞き取りはおろか報告もないままほぼ1年。
というわけで今年は謹んで(?)担当を辞退させていただいた、はずだった。「去年と同じ作業体制」なんか、信用ならん。

午前中は上司と二人三脚で、その新人さんの仕上げた確認作業を行っていたのだが、午後になって急遽、ちょっとした仕様変更が入って、まぁ程度が程度なので昨年同様、ということで「しらばっくれる」という手もなくはなかった。
しかしこのところ毎年のように担当者が変わってしまっており、しっかりした申し送りもできていないので、今回のものをぜひとも「定番」、次年度以降の「範」としたい、という社の意向を汲むことになった。
だが、手直し箇所が思いのほか増えてしまったわけで、新人さんの落ち度ではないものの、到底本日中に対応できる数でもなくなってしまった。

「私、明日から(遅い)夏休みですので」

のひとことを残して、いとも簡単に放り投げやがりました(という印象しか残らない)。
…いや、わかってるけど、言い方ソレ?
てっきりここまで自分でやってきた仕事を他人にいじられるのは…くらい言うのかと思ったら(プライドないのね)。
だったら最低限ちゃんと、どこまで終わった、終わってない、という申し送りくらいは、するべきだと思いますけどね社会人としては…これも上司からの促しに「忙しいから後にしてください!」と逆ギレ…( ゚Д゚)ハァ?
この作業をぶん投げちゃった今となっては、いったい何がどれほど忙しいというのだろう。
実際、午後何かに奔走している様子はなかったし、もちろんこの間に作業が一歩でも進められた痕跡もなかった。
意外とポテンシャル低かった~。
俺だったら体は休みに入れても、誰が引き継いだのか、どういう結果になったのか、ずっとどこかに引っかかったままで、全然気持ちが休まらないが。
あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ♪

ここまでの打ち合わせで、他部署からの依頼工程を突っぱねてくれてあれだけ「歌舞いちゃった」上司の手前、ここは俺が手を挙げるしかあるまい…休みの日でも特に予定のない独り者が急遽代打を申し出ること自体に、躊躇はなかった。
ともかく本来は平日休のはずだった本日木曜日、追加作業のための出勤が確定した。

なにしろ去年は丸5日かかって仕上げたものを、今回イチからではないものの2日間で仕上げなければならないのだ。
再設定された期限は明日、金曜日の17時。
さすがに再々設定は、泣きついて通らない相手でもないが先方にもご迷惑だろうし、ここまでの工程を終えてきた他の部署の目もある。
というわけで、作業を引き受けるにあたってはさすがに条件を出していた。

  1. 一日中ひとり、旧社屋側に籠って作業に集中させていただく(鶴の恩返し?(^^;)。
  2. 本来出勤日ではないので、どのような緊急案件であっても他の用件は一切引き受けない。

実際、上司以外のスタッフから話しかけられたり内線電話が入ったら、即刻帰宅しちゃうつもりだった。
どうやら上司が全て矢面に立ってくださったようで、俺の静謐な作業環境はこの2日間、堅固に守っていただけた。
久しぶりに持参したポットに麦茶を詰めて、ブルートゥーススピーカーを持ち込み、一日中お気に入りのラジオを流しながらの作業環境はむしろ、日頃の雑然とした事務所で、こちらの都合お構いなしに次々とぶん投げられてくる書類に埋もれているよりも快適環境になってしまった。

1年ぶりに実際の作業に携わってみると、スピード優先でミスをできるだけ減らすためにも「一回に一手間」として組み立ててみた段取りだが、繰り返すうちに前段階で直したはずなのに直ってない部分を発見しちゃったりして、こういうの「一度で完璧」などということは決してあり得ないらしく、地味ながら弛まず繰り返すことが大事なんだなぁと改めて実感したわけなんだが。
これを「面倒くさい」と思ってしまったのだろうか(いや実際、誰がやっても面倒くさいには違いないが)。
数は多いものの、仕様変更部分を直す単純作業だけ、と高を括っていたのだが…それにしては「終わった」はずの新人さんの作業分での直しも多いな。完全に俺の見込み違いだ。
昨日の段階では、「恐らく数をこなす単純作業だけなので、もし終わったら午前中でも帰宅しますから」などと冗談まじりにうそぶいていたのだが、とんでもなかった。
作業が午後に及ぶに至って、さすがにこの上はどんなトラブルが起ころうと、今週特別編成のお気に入りのラジオ番組には間に合うように帰宅しちゃうつもりだったが間に合わず…結局、さながら「10時間耐久レース」になってしまった。
今夜のメール・テーマは偶然にも、「大人の発言」…翌日、タイムフリーで拝聴したリスナーのみなさんのメール、Twitterでの反応。今のわが身にはいつも以上に心に重く響いた。
中でも
「人は事情を抱え、でも平然と生きている。」
という作家・伊集院静さんのことばを紹介されていたリスナーさんがいて、なんだかこのことばに出会えただけのことが、とても嬉しかった。
なんでこの放送時間まで事務所にいたのに翌日タイムフリーになってしまったかというと、作業が追い込み段階に入っていたこともあるが、さすがに一日中鳴らしていたブルートゥーススピーカーが肝心なときにバッテリー切れ。Twitterやメールを通していつものようにリアルタイムで参加できないのも何だか癪だし、結局無音の中で黙々と作業していた。
もう社屋全館に人の気配は残っていない。
新人さんが一度はたどり着いた最終工程だけを明日に残し、さすがに疲れてはいたが、ややすがすがしい気分になって帰宅した。
この先は結局、申し送りが一切なかったので、その方法についてイチから模索しなければならないが…まぁヤツになんとかなったぐらいのことだ、俺にもなんとかなるだろう(因みにコイツ、平日休でも会社からの電話が繋がったことが一度もない)。

*1:今年もすでに、全貌把握してないことが丸わかりな発言を繰り返してるヤツがひとりいるので、恐らくコイツが主犯。