日大観桜会

霧雨が降るような天気だったが、近所の日大(生産工学部)を会場に開催されている「観桜祭」に13時過ぎ、昼食を兼ねて初めて足を運んでみることにした。

いつもは門の外からしか見られない桜の木を、「正面」から見られる貴重な機会。
これまで、商店街のポスター等で開催は知っていたが、出勤だったりバンド練習日だったり、何かと都合が合わなかったのだ。

桜は満開を少し過ぎていて、天空よりも足元に花びらが一杯、しのつく雨に濡れている。
正門脇では、全員女性による太鼓演奏が、来場者を招きいれる。

正門を入るとすぐの、少し広くなっているスペースに、商店街の「お休み処」とNPO、某生協も店舗を出していたようだ。もちの焼ける香りにかなり食欲を刺激されたが、今日は焼きソバにした。


小さなフードコートのようになっている区画では、ベンチを拭いて回ってくれている係の人がいたりして、お気遣いがありがたい。
場所柄、アルコールの提供がNGだったのか見つけられず、残念…。

大学関係のブース(入学説明会、とか)、などという無粋なものがないのが、ユルくてよい。構内にはヘリコプター(実物)や、100周年記念植樹(平成元年)のしだれ桜、大学生の作である石のモニュメント、「第?連隊本部跡石碑」なんかも(あ、こちらは実物を見てくるの忘れたぞ)あるらしい。


子どもには、人力の馬型移動機(?)と、なんとOゲージの電車が大人気。
電動車は45号という車番も立派な、木造シングルルーフの単車。


数10メートルの直線を往復運行するだけだったが、なぜか終点は「たかねきど」。コーポレートカラーがピンクになって駅名表記が改められた際に、新京成電鉄から本物の駅名票を譲り受けたのだろうか。

悪天候のせいもあり、思っていた以上に小ぢんまりとしたイベントだったが、好ましい手作り感がいっぱいあふれていた。