四連休。

日頃できない何某かを成し遂げたい、という野望はあるが、毎度ノープランのままの連休突入。
気ばかり焦るが、今日のところは1週間の仕事(人間関係)の疲れを取るための休養日、と開き直る。
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10(月)は、少し前から上司の顔色をうかがいつつ、有給申請済み。
俺的には12(水)の方が都合がよかったのだが、運悪く月1回の仕事が今月はこの日に入っており、さすがに休めない。
とはいえ4日間も会社を休むのは、ただでさえ行きたくなくなっているところへ「5日目」に出勤できる気がしなかったりしなくもない。
とはいえこのところ出ずっぱりだった上司も巻き込むことに成功してしまい、なんとウチの課あげての全面休業となった(まぁ常勤が2名しかいないので、こーなる)。

俺は幼い頃から喘息なんぞもあったもんだから、身体を動かさずともひとり遊びなんぞがたいそう得意でな。
傍から見たらくだらないことも含めて、スマホなんかなくとも、退屈では死なない。
今はなんだか、中学で合唱部に入る前の自分に戻ったような気分だ。

連休といえば先月の連休あたりから、ついに缶ビールをまとめ買いすることをおぼえてしまった。
1本ずつ買うより安い、といってもたかだか数十円だが。安売りなんぞがあると同じ値段でワンランク上のものが買えたりもする。
とはいえ所詮は下戸の飲みたがりな俺なので、(加えてひとり飲みだと気を張ってないので)前夜350ml缶を1本あけただけでパタと寝てしまい、何の理性の抵抗もなく睡眠に入れるのでその場は大変いい心持ちなのだが、翌朝は二日酔いもあって、午前中いっぱいくらいは自身の内面が一斉に「ネガティブ・キャンペーン」(?)になってしまうのが少々困りものだ。
なのでこれまでも、翌日出勤を控えている日曜日や練習、ライブ前夜は絶対に飲まないのが鉄の掟だった。

ネガティブになっている俺の、思考一例。
「新型コロナ」というニュースの見出しに、またトヨタから新型車の発表かと空目。
マスクが品薄らしい。そうまでして長生きしたい人がこんなにたくさんいたことに、今更ながら驚きを禁じえない。
そういうヤツらだけが生き延びた世の中っていうのも、それはそれでなかなかなものになる気がする。
まぁ死に臨んで苦しいのは誰しも嫌だけど。
本人運よく風邪程度の症状で済んだとしても、そもそも気軽に医者にかかるカネがあるわけでなし。
どっちにしても数日にわたって出勤できなくなったら即終了、なので今の俺にとっては割と、どーでもいい話。
今後いろいろ明らかになるにつれ開発されるであろう「最先端治療」にも、期待してない。

中途半端に好かれるくらいなら、いっそ嫌われた方がいい。
思い出すもの腹立たしいくらいに、
このまま忘れ去られるのがいい。
いつか必ず別離ることだけがわかっているのだから、
好きになんかならない方がいい。

恨まれることはあっても、心配されないようにできている。
ある日、無断欠勤が続いたとしたら、宝くじに当たって失踪したのでなければ部屋で腐乱していると思うので、後のことはよろしく(って、買わなきゃ当たらんが)。
俺ごときがひとりいなくなって仕事が回らなくなるようならそもそもそれまでの会社ということだ。
しかし4連休かぁ。
職場にも行かないとなるとこの4日間、恐らく人間との会話が一切ない生活になると思われ。

朝食の準備をしているとき、キッチン外の廊下に人の気配がして、隣室の学生くんが友人と一緒に洗濯機を搬出しているのをインターフォン越しに目撃した。
あぁ、もう4年も経ちやがったのか。
学生の時間は、過ぎるのが早いな。
直接の面識も会話もなかったが、何より友人をごっちゃり連れ込んで夜通し大騒ぎ、なんてことがないのが隣人としてはヒジョーに助かった。
今度はどんなヤツが入居してくるのやら…。
俺と違って名前が全国区の大学だから、留年が決まって親元に引き戻された、といったレアケースでもない限り、大学就職課の手厚いサポートもあって、そこそこいいとこへの就職が決まったことだろう。
かくなる上は初任給も俺が未だかつて手にしたことのない額だろうから、早いところ仕事を憶えて、毎日ウマいもん食って、車転がして好きなところに出かけて、早々に嫁と子ども飼うことにして、30年ローンで千葉に一戸建てでも買って、せいぜい日本のGDPを押し上げてくれたまえ(コレばっか)。

俺は俺で、
「なるべく死なない」*1

今日のところはこの時期にしては珍しく、最高気温も10度を超えており、俺にとっては予想外。
こんなことなら久しぶりに「江戸川飲み」にすればよかった、と部屋から夕焼けを眺めながらちょっと後悔。
明日からはまた最高気温7度の日々だそうなので、篭城できるだけの食料を買い込んでみた。

*1:出典:「お前は俺を殺す気か 第2巻」シギサワカヤ