13日の、金曜日。

俺の場合、缶ビールの空き缶(数)で自身のメンタル状況を測れるんじゃないか?
などとくだらない発想に頭を支配されている。
キッチンの、なんとなく行きがかり上定まってしまった空き缶の定位置が、いつの間にか空き缶だらけになっている(そりゃそーだろ。連日のひとり酒宴で)。
都度捨てに行く、というくらい簡単なことが、つい面倒くさくなってしまっている。つまりは無気力状態の始まりなのではないかというわけだ(もはや自分への、いいわけ探し)。
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昨夜、例のコロナ騒動に関連して全くの興味本位から、検温してみた*1
会社で聞いたところによると、今は体温計も品薄らしい。
俺も今の体温計を買ったのは、数年前のインフルエンザ大流行のときだったけどな。
あれ?…37.3度!
ここ数日、身体が重かったのは缶ビールによる二日酔いのせいではなく、もしかしてこの微熱のせいだった、とか。
このところ忙しかったからなぁ、知恵熱といったところだろうけれど(と思いたい)。
しかし元々平熱が低めの人間なので、すでにコロナ罹患基準の「37.5度」を満たしてしまっているのではないかという解釈もできなくもない。
仮にも偶然検温してみた木曜夜が発熱初日だったとしたところで、金曜を欠勤にして土日も静養に充てると連続4日間か。
予後がこのまま好転するか、一気に悪化するかは俺自身にもわからないものの、この4日間に解熱・寛快するのであれば、コロナの診断基準である「微熱が連続して5日以上」にも非該当とみていいだろう*2
とまぁ俺としても、そんな可能性を無意識に考えてしまうわけで。
この騒動がなかったら、ここまで慎重にはならないんだろうが。
時節柄、会社からも同様の反応が返ってくるのは間違いなさそうだ。
咳は出てないし呼吸器にも全く異常がないから、現段階で肺炎への移行は考えられないものの、喉は少し痛い←これは単なる酒の飲みすぎ、多分(><)

そんなことをおぼろげに想像しながら床に就いた昨夜、木曜日。
夜が明けると、こんな回りくどいことを考えていたせいか、何よりまず、今日の俺には出勤意欲が全くない、ゼロなの。
やはりキッチンの空き缶の数に正比例するのか(笑)。
まぁ先週金曜の不毛なやりとり以降も、同じような出来事が立て続いたせいで、正直気力萎えてますけど。
いつもの時間に目は覚めていた布団の中で、
「今日は何か急ぎの仕事、あったっけか?」
という方向に回り始めた俺の頭。
どうやら「俺だけにしかできない」、といった類のものは思いつかなかったので、この時点で心置きなく二度寝を敢行。
再び俺の携帯が「始業」のアラームを鳴らす頃に、会社に欠勤の電話を入れた。
むしろ今回は「自衛」の色合いが濃い。
毎夏、襲来がある程度予想できる台風のときですら、出勤について事前に注意喚起がされたことが一度もないくらいの会社なんですよ、万事が自己責任。
あ、台風の影響をさけて早朝出勤したら、誰も来ないままいつもの始業時間になって「今日は1時間始業を遅らせたから」という電話連絡が入ったことは、たった1回だけあったかそういえば。

で、今朝も部長の第一声は、俺の想定通り。
「まさかコロナじゃないだろうな」
…だったら、どーする?
アンタはその「指揮権」を行使して、何をどーしてくれるの?
いい機会だからついでに、ウチの鈍い管理職連中に「(先進)前例」のご提供…という下心も、なくはなかったが…。
何しろ厚労省による「濃厚接触」の代表的事例であるはずの会議・朝礼は、相変わらず頻発で長いし*3、IT化・ペーパーレス化に至ってはその必要性すら検討されていない。
なにより肝心のネットワーク自体が、「土曜出勤」の通りだし。
長い我が社の歴史を踏まえれば、これらの必要性が経営陣に認識されて実現されるのは今からさらに100年先になりそうだ。
評論家にいわせれば、働き方改革の波に乗り遅れて「滅びる会社」、その典型事例といったところ。
…ただでさえ前時代的な意識しかない社員ばかりの職場で、週明け出勤したら俺、「バイキン」扱いされて避けられたりして。
ちょっとそんな想定も、頭をよぎった(まぁその方が静かに仕事できてよさげだけど)。

気になる微熱は、午後の検温では平熱に戻っていた。どうやら杞憂。
しかし微熱時点で自身の免疫力が落ちてきていることには間違いなく、長時間、お客様フル搭載の東西線車内にいたとしたら…コロナでなくとも「何か」をもらってきちゃう可能性が上がっていたことには違いない。
といった具合で俺なりについ、慎重に考えてしまう。
何しろ今、我が国自慢の医療制度ときたら全く頼りにならないのだ。

正午少し前、上司からホットラインで起こされた。
このところの近しい関係からすると、時節柄も心配をかけてしまうし、むしろこの上司にも俺から直接電話を入れておいた方がよかったか、と思い始めていたところ。

これまでも画質などの都合で、ウチの部署のプリンタでのプリントアウトを再三頼まれていた

アレの件。今日の今日だったらしい。
これこそ「事前に聞いてないよ!」である(正しい日本語の使い方)。
俺と同じ部署である上司のPCからプリントアウトを試みるも、俺が電話で指示した通りにやってみても今回はなぜかいうことを訊かないらしい。
本来、さすがに「初回」だけは立ち会ってやろうと思っていたのだが、こんな形での禅譲になるとは。
ということで早速、先日プリンタドライバをインストールしておいた「お宅のシマ」のPCをご案内。
この場は一旦電話を切ったが、改めて電話がないということはどうやら無事に解決したということらしい俺、グッジョブ。
これで今後は、このテの依頼がウチのシマに入ってくることもなかろう。

キッチンの窓から見た空は、うっすら黄色かった(花粉?)
喉が痛いのは、意外とこのせいだったかも知れない。
さすがに昨夜・今夜と入浴自制、アルコールは禁止。
土曜夜には早々に解禁予定だが。

*1:いかんなー習慣化せんと。女性は体調管理で計っている人も多いらしいが…。せっかく買った体重計も使ってないし。

*2:いやその発想でいくと実は、遡って日曜から微熱だったら5日間を超えちゃってるけどな。

*3:ウチの部署を除く。ウチの上司は俺と同じく形だけの朝礼や会議が大嫌い。