誕生日、禁止。

早朝、商店街に落ちてたカード(偶然)。

今朝の通勤電車はなぜかいつもの朝と顔ぶれが違う。次発の急行を待つ、数グループに分かれた若い女性たちは…それこそ修学旅行か?

どんなに意識しないようにしていても、自身の誕生日だから、誕生日なので、とつい期待混じりに思ってしまい、いつも通りの出来事ですらもいちいち「ハズレ」に思えてしまう。
まぁ7割3割くらいで、自身の誕生日当日が「いい日」だったことはなかったよこれまでも。

アサイチ、"オオサンショウウオ"ババァが出勤してくる前に、上長に今日の実務について2~3相談していた。
顔を合わせないように気を遣ってやっているのに、そのオオサンショウウオがほどなくやってきて、ウチの上司に
「課の控え伝票が、あふれてる」
とクレーム。
9月に止む無く退職に至った"腰掛妖怪"サンの役回りだったわけだが、それ以前に遡れば元々、アンタらがこちらの棟の決められた集約場所に持ってきていたもののはずで、当然オオサンショウウオもその頃のことを知っている。
要するに、難癖つけたいだけ。
別にこうしていちいち社内クレーム持ち込むほど暇なアナタが、ついでに都度持ってきてくださってもいいと思うのですが。
ひとしきり演説して満足げに引き上げて行ったオオサンショウウオを見送ってから、上司の曰く。
「お育ちが大変よろしいんだよ(笑)」。

そのクレームの際にババァが持参した通常郵便物の中に、「塗装工事希望日アンケート(再)」。
現在、賃借社屋のリニューアル工事が管理不動産屋の元で実施されている。
今朝、旧社屋のポストにも同じものが入っていたので、私はしれっと社長連絡Boxへ入れといた(いつ出勤してくるかわかったもんじゃない)。
だからこれはオオサンショウウオ課(笑)の、要回答分だろう(何の説明もなかったが)。
っつーか誰も読んでないってことか。

予め噂話に聞いてはいたが、13時から社長との個別面談に呼び込まれる。
どうせ「労働条件通知書」を手渡されるだけ、のはずだったのだが、上長同席ということはそれなりに警戒されちゃってたのか私。
2期連続、給与据え置き。
これはもう据え置き、などではなく、実質賃金「引き下げ」だろ。
業種不問で賃上げは一番有効な経済対策として「国策」だったわけだが、2年連続これを無視した上で、 「その分、(定期)賞与か特別給付金で還元するから」という言い訳ヌカしやがった。
つまり、出るか出ないかわからない「賞与」年2回まで、カスミ食いながらでも職場に通って来いと?
口で何と言っててもそういう態度で、経営者としてはどーやって職場のモチベーションを維持するつもりなんだろう。
もしくは社長「お気に入り」になれないスタッフに関しては賞与を出さない、という「恐怖政治」型統治でもやりたいのか。
「昨年は偶然(「社員の奮闘努力により」くらい言えねぇのかよ)、赤字を脱却できたが、一昨年の決算は赤字」
いやいや、もう何年黒字決算続いてると思ってんの(呆)。早くも本当にボケちゃったのか。
自分でもわけわからない怒りのスイッチが入っちゃったようなので、この場での押印は見送って、労働条件通知書は一旦お預かりすることにした。
因みに、社長本人のご説明によると、今期(止む無く)昇給したのは「最低賃金の人達だけ」だという説明だったので、私だけが評価を下げた、というわけでもないらしく。
これはもう「社の(経営)方針」ということだな。
クソ社長の意向が入らないという点では、最低賃金でもちゃんと定期的に上がる方が、いっそすがすがしい気もするくらいだ。
というわけで以後、私の働き方は「最低賃金相当」になりますので。

他の懇意にしてくれているスタッフ数人から、噂話としては聞いていたが(社長面談)。
それでも今日はすっかり、この後の仕事に手を付ける気力を奪われた。
ある程度こうなることは予想してたので、午前中にすごい勢いで急ぎの仕事だけ片付けてあった俺、グッジョブ。
上司に愚痴紛れにそういうと、
「仕事にならないと思ったら、今日はもう帰宅しちゃってもいいよ」
とまで、言っていただく。
こういう信頼関係なのですよ。この職場に必要なものは。

私だけシフトの都合で翌日から始まった「4連休」ではあったが、朝食を終えて冷蔵庫にハムとレタスをしまおうとかかんだところ、腰からビキッと…この連休中の目論み全てが、この瞬間に潰えた。
昨日あんなことがあったばかりなので、やはりこれ、「心因性」なのでは疑惑。

もうこりごりなので、来年から誕生日は禁止とします。
しばらく誰とも話したい気分でもないので、携帯電話の電源を切ることにした。
っていうか自分が生まれたときのことなんか、100人が100人覚えとらんだろどーせ(何が目出度い?)。