2024年元日。

昨夜は数年ぶりに、一駅先の寺まで除夜の鐘を聴きに行き、日付変わって(通常時の終電で)帰宅した。

年末になって慌ただしく転居していった隣室大学生の部屋は、当然のことながら人の気配が一切ない。
昨夜洗っておいた洗濯物を陽に当てようとベランダに出ると、折からの風でその隣室ベランダからPETボトルと空き缶が越境…。
鍵の返却の際、不動産屋は立ち会わなかったのか、それともベランダは現状復帰の対象外なのか。
反射的に、投げ返してやる。
まったく、新年早々から不愉快な…。

郵便ポストには、俺からは数年前にやめてしまったというのに今年も義理堅い方々から年賀状が数通届く。
大学時代の同級生からは昨年に引き続き、そろそろ同期で集まりたい、との手書き文章。
…いや、集まってくれていいよ。
他力本願じゃなく自分で音頭取ればいいじゃん(同期、たった6人しかいないんだから)。
その「みんな」には、俺が含まれていなくて構わないので。
今や俺以外は全員が既婚だし、「旦那(嫁)自慢」されてもツマラナイし。
「自分こそが人生の主役」って思い込める奴らだけができるものらしい、結婚って(じゃあ俺には永遠に無理ですね)。
こちとら大学同窓会の案内送付先登録すら、数年前に削除してもらったくらい、今やそういう集まりが嫌いだし。
学生時代の俺なら、こういうときすぐにしゃしゃって仕切ろうとしていただろうけれど、今やすっかり人間が変わってしまったので、俺。
それよりここ数年こんな調子で、「年賀状」という風習のお陰で年明けの俺はしばらくの間、メンタル不調になるんだが。

現実世界では「めんま*1は現れないし、時間もそう簡単に巻き戻ったりはしない。
俺が顔を出さないことで、俺が学生時代に付き合って、その後別れた「元カノ」の方が心おきなく参加できるなら、その方がアンタらにとってもずっと有意義だろうに。

16:10 関東でも緊急地震速報! 不意に携帯から、あの嫌~なアラーム音。
一瞬身構えたが、千葉では小さいゆったりした横揺れが感じられただけで済んだ(長周期振動という奴か?)。
かなり長い時間に感じられた。
石川県で最大震度7(!)。震源は輪島沖20㎞。津波警報から一時、大津波警報が出た地域も。
こういうとき報道は、まず最初に(原因と)被害の全体像を追うので、そこで非力な個人がどういう目に遭ってるとか、どういう行動を取ったかを知らされるのは、もう少し後になる。
しかし俺は咄嗟に、色んな想像をしてしまった。
この年末年始休み中のことだ、老いた両親の元に帰省していた方も多かっただろう。
仕事休みで観光に行っていた人も、数多く巻き込まれたかも知れない。
正月早々、あまりにも理不尽すぎて、もう泣くしかない。
せめて人的被害がくれぐれも大きくありませんように。

その後もテレビを通じて、緊急地震速報が5分おきくらいに頻繁に出ていた。
各局、正月特番という名目で延々と下卑たお笑い番組を用意していたらしいが、一斉に取りやめになったのは痛快だったが。
ジミントーへの天罰じゃないのか、これ?
俺の寄せ集め「おせち料理」に紅白買ってあった蒲鉾、今夜は白だけ使うことにした。

*1:『あの花』テレビシリーズのDVD、この年末休みに一気見してた