春の嵐。

昨日の職場は、一人区。
来週に迫っている経営会議の準備も怠りなく(とはいえ要点がわかっている俺にかかれば、これ自体は大した手間でもないが)。
俺にしては初めて、「当日は出勤しない」方向で意思を固めた。
この連休明けの火曜日に、上司にお伝えするつもり。
今の「正直者がバカを見る」(仕事がデキる奴ほど忙しくなる)というような職場体制では全く、勤労意欲が湧いてこないので、元来休みなのだから、誰が何と言おうと休む!
(というかここまで一度も、社長から直接の出席要請はなかった)


そんな繁忙状態に疲弊しつつも帰宅途中にはこの大雨の中、大型古書店には立ち寄って、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の続巻を探し出して入手した(以下続巻連載中)。
例によってかなり遅ればせながら、このところすっかりハマっている。
一見してシリアスな画(というか巧い)なのだが、内容は「四コマ」的なギャグ、というこのギャップ。
久しぶりにコミック読みながら声を出して笑った(3巻、えりぴよ吐血のシーン、とか)。
これほどまでに何かに対してアツくなる気持ちと、その自分が一番好きなことを通じて誰かと繋がれたときの気持ち。
もちろん若い頃には俺にも経験があるが、今やすっかり忘れてしまってるなぁ。
なんか憧れる、「推し」がいる生活。
今の職場での日常的ないざこざも、自分がそれに取り乱すサマも含めて、どこかこのコミックスの一場面に重ねて見ようとすると、なんだか笑い飛ばせるような気がした。

しかし、今の俺は「推し」などいない、無趣味になっちゃったただのオッサンだ。
仕事しかない毎日。
これから先も楽しいことなど何もないまま、時間だけが過ぎていくんじゃないのか。
そうして俺だけが「経年劣化」していく。
このところ「連休」もすっかり、嫌いなもののひとつになった。
週末を一斉に休むというリア充な発想、いい加減やめない?
どうせ休みを合わせて逢いたいヤツなんか、今の俺にはいないんだし。
そんなことを思いながら、15時過ぎからやけ酒気分で缶ビールを開けてしまい、これもいつもの寝落ち。

予報にあった18時よりも前に大きな雨音で目が覚めた。雷も何度か鳴る、春の大嵐だ。
昼過ぎに近所のスーパーで買っておいたカレー用食材に手を付ける気力もない酔っ払い、今夜の夕飯は牛丼(持ち帰り)にすることにした。
今から自分で調理するより、この大雨の中を出かけた方がラクだとか(この辺の誤った判断が、酔っ払い)。
食べ終えると使い捨ての器が小さいシンク一杯のプラゴミになってしまい、持ち帰りにしたことを猛烈に後悔した。

外の天気が知りたくて、ネットで雨雲レーダーを見ようとしたが、窓を開けた方が早いことに気づく(ダイヤルアップか?!)。
同じくラジオの番組表で、次の天気予報の放送時間を確認しようと思ったら、表示される前に5分ニュースが終わってたタイミング。
古いモバイルルーターによるネット環境が、今やかように遅いので、ツイートで流れてきたものが動画だというだけでスルーしている。
うっかりリロードなんぞしようものなら、それだけで10分もかかってしまうネット環境の現状に四苦八苦しつつ、あっという間に0時を回ってしまった頃。
酔った勢いとヤケッパチ気分から、立て続けにネットショップでぽちってしまう(俺あぶなっ!)。
ずっと欲しかった本棚と、会社での使い回し用に外付けHDDケース、それとようやくモバイルルーター
このネット環境の脆弱ぶりは、さすがにもう我慢の限界だ。

千葉への引っ越し後あっという間に増えてしまい高く積み上げ過ぎた本とCDは、先日の地震で崩れてしまったが、「二次災害」を防ぐためにほぼそのままになっている。これらを早いとこなんとか片付けなければ。本棚の購入は、地震対策を兼ねた喫緊の課題でもあったわけだ(と自分を納得させている)。
実はこのところずっと欠品状態だったのだが、ようやく予約での販売が始まったところ。1ヵ月以内で納品されるのなら、このタイミングしかない気がした(期間限定10%割引もついてたし)。

決済方法、携帯電話経由でできるらしかったので途中まで試みてみたのだが、月次請求に乗っかってくるのかと思ったら単に携帯・スマホ本体が「お財布代わり」になる類の話だったらしく、まさかの「ガラケー、ネット接続」という段取りになってしまったので断念。全部パソコンから手続きできるのかと思ってたんだけど。便利なようで不便。

これまで何かと騒々しかった方の隣室、深夜にお友だちとご帰宅だったようで、しばらく壁越しにはしゃぐ声が聞こえていたが、当夜は幸い、眠れないほど騒々しくはならなかった。