隣室姉弟、転出。

姉、卒業を契機に。もう4年も経ちやがったのか。
このうち3年は自粛生活の大学生活…他人事ながら想像するだに、胸が痛む。
引っ越し作業はどうやら自前のようで、1階エントランスにダンボールが積まれていた。
弟は残留かと思ったら、ひとりで暮らすには家賃負担が重かったのか、俺が近所のスーパーへの買い出しから帰宅すると、隣室のドアにはすっかり見慣れたダイヤルキーが早々と取りつけられていた。

別に面識はなかったが、全てが運び出されてしまった空室側の壁が、なんだかすーすーする。
そういえばこの前のデカイ地震の時は、誰か部屋に居たんだっけか。
地震にしても台風にしても、すっかり長引いたステイホーム期間にしても。
期せずしてこういう「共通体験」もいくつかあったはずなわけで。
遠い街での新生活、(成人としては、世間知らずな暮らしぶりも多かったから)また慣れるまでは色々大変かも知れないが、頑張れよ新天地。

(おまけ)
仕事帰りの駅のホームで、前の職場の女上司、はっけ~ん!
最寄り駅が同じなのは(互いに)知っており、在職中は朝、何度か同じ電車に乗り合わせたこともあった。
先方は自家用車出勤のときも多かったが、大きなトランク、職場へ向かう電車のホームにこの時間帯に居たということから推測するに、今日は出張帰りか何かだったのだろう。
ベンチに座って一心不乱にノートパソコンで何かやっていたので、もちろん通りすがりの俺が気づかれることはなく。
お疲れ~。
せいぜいその調子で、今後も身をすり減らして働いてくれ…アンタにゃ仕事や段取りを、増やすことはできても減らす能力は皆無なので。