電動バリカン。

いつの間にかすっかり伸びていた髪に、バリカンをあてる。
電動バリカン、昨今の感染状況ではまだ気軽に床屋へ、という気持ちにはなれないまま髪が伸びきってしまい、もう鬱陶しさ限界だったので、これまでも何度かこういった機会はあったのだが、この7月、ついに買ってしまった。
価格的にはいわゆる「1,000円カット」4回分ほどで元が取れるという算段なので、決して高い買い物でもなかろう。
同月30日には生まれて初めて、恐る恐る自前でカット…とはいっても今の俺はもうずっと三分刈りなので、そんなに大変なことでもない。
三分刈りにするようになったきっかけは、これもありきたりな失恋からくるちょっとした自傷行為のはずだったのだが、短髪に慣れてしまった今では少しでも髪が伸びてくると鬱陶しくてしょうがない。
一番恐れていた虎刈りにはならずに済んだようだ。

今日は早2度目となり、もうすっかり慣れた手つき。
Tシャツ一枚だと肌寒いくらいの陽気だったが、さっぱりした。
電動バリカンは水洗いして乾燥後、刃に油を差しておく。
青いボディが、お気に入りなのだ。