梅ジャム。

右の瓶はまだ解凍前のもの。

手元の記録によると、冷凍にしたのは去年の7月。
今、その封印を解くときがきた。
自然解凍すべく、冷蔵庫の方に移して2日ほど放置。
一面のカビで「もふもふ」しちゃってるんじゃないかと恐怖の想像をしながら、恐る恐る蓋を開けた…見た目は無事だった。
詰め替える際、瓶を煮沸しといたのがよかったらしい。
万が一、腹を壊しても欠勤しなくていいように週末、恐る恐る食べてみる。
懐かしい味、というよりちょっと酸っぱい。何でもらったときに食べきれなかったか、思い出した。

毎年、「梅の郷」から叔母がもってきてくれる梅。
それを母が、これも毎年ジャムにしてくれて、実家に帰ったとき、私にも持たせてくれた。
だいたい小瓶に2つ分くらいだったのだが、去年はなぜか特大の瓶で、食べきれるわけもなく途中で残りを小瓶に移し替えると2個分になった。冷凍庫に入れたのがほぼ1年前だった。
去年を最後に、母は台所に立てなくなったみたいで、残念ながら今年の梅ジャムはない。

無事だったのは嬉しかったが、やはり食べきってしまうのはもったいない。
日々瓶の中の残りが減っていくのが目に入る度に、なんだかさびしい気分になる。