テレビ。

このところの猛暑とエアコンとの寒暖差のせいか疲れが取れず、11時まで寝ていようかとも思ったんだが、もしかしてネットで注文しといた(着日時の指定はできなかった)テレビがもう届いちゃうのでは。ハッ! として飛び起きた10時。
布団を干して洗濯、朝食を摂り終えたタイミングで、予想通り玄関チャイムが鳴った(危なかった)。
さて、これで今日は設置作業と初期不良がないかどうか投影テストをしなければならなくなった。
注文するときはそこまでの段取りなんか、考えてないもんだ。買い物は「買う前が一番楽しい」とはよく言ったもので、ちょっと憂鬱。
え、よく見るとダンボールの側面、えぐれてるじゃん。梱包材が充分に入ってるので本体機能には影響なさそうだが、念のために写メ撮っておく。

しばらくダラダラ過ごした後、いつものように近所の公園で昼食を済ませてから部屋に戻り、14時丁度にテレビを開梱。
組み立て始めて、なんとか見られる状態になったのは15時半だった。
まずは取説に従って箱の中身を確認する。
取説は昨今の流れで同仕様の画面サイズが違うテレビと共用になっていて、テレビの「脚」は2種類入っているのかと勘違い、さっそく部品が足らなくて、届くまでテレビは見られない上に今や部屋いっぱいに散らばったこれらを一旦元通り箱に収めないと寝られないのか…とやや悲痛な気分になったが、改めて見てみたら上述の通り「そういうわけ」だった。
梱包品一覧の各図同じ位置に書いてある英数字が部品番号だったり、テレビの該当型番だったりで、紛らわしいんだよ。
B-casカードも、イメージしていた大きさ(名刺大)のものではとっくになく、今やSDカードくらいに小さくなってるの当たり前らしい。こちとらそんなことも知らなかったものだから、これまた欠品かと慌てる羽目に…使用権利書の裏に、無造作に貼り付けてあったのを無事に発見した。こんなことなら予め本体に装着しといてくれればいいのに。
まぁテレビ番組自体はもう6年ほど見ていないんだけど。

次に設置場所の確保。
想定している机上は左右にモニタースピーカーがあって、24インチだと実は幅が5cmほど足らないのは買う前からわかっていた。
(塀用の)ブロックとその上に乗っている右スピーカーが、机上から2cmほどはみ出すことになった(左スピーカーの外側は柱)。
何年か前、自身の誕生日に買ったキャノンの「レンズ時計」が、身の置き所を失ってしまい、仕方ないのでテレビ画面の前にひとまず置いてある。しばらくは時計を見ようとして、元あった場所に目がいく癖、抜けそうにないが。
今後何かの際にテレビを移動しようとすると、ブロックの粗い面が都度テレビ本体を傷つけそうなので、ひとまず角に養生テープを貼っておくことにした。

幅が充分に確保できたことを確認したら、テレビを一旦斜めに置いて、背面の結線を先に処理する。
電源コードの差し込み口が右側にあったのは、我が家の今の構造的にラッキーだったが、逆にアンテナ線などの接続端子のほとんどが左側面にあったのは誤算。
特にHDMI端子は、ケーブルの長さがギリになってしまい、右手棚上に設置済のBlu-rayプレイヤーの方を若干左へ寄せてくる羽目になった。
イヤフォン端子の位置は、なぜかこの背面左にあるB-casカード差し込み口の直下で謎。こういうものは右でも左でも、せめて前面にしてほしかった。
買うときにこういうことにまでこだわっていたらそもそも該当機種なんかなくなってしまうので、むしろ何も考えないようにしていたのだが。
しかしこれでテレビ番組を見る場合、地デジチューナーを介する必要がなくなり、Blu-rayプレイヤーからの結線はHDMI(⇔コンポジット)変換器を介さずで直結できるようになったので、配線も見た目もかなりすっきり。これら2つの中間機器も、今回をもって使用「廃止」となった。

なんかよく頑張って使い続けてきたよな、初めて買った液晶テレビ
気になって調べてみたら、13インチ(今回一気に24Vインチ化)。
取説と一緒に掘り出した保証書によると、2006年2月19日に新宿のヨドバシカメラで買ったらしい。運よく読むことができたレシートには「¥34,800」の印字があった。まだ液晶がそれなりに高価だった時代。
この間、世の中的にもいろんな事件・事故があってそれをこのテレビで見せられてきたし、どこかのSF小説のように画面の向こう側から「こちら」を見ている人(?)がいたら、私の生活環境も激変して見えたことだろう。
実家の団地の一室から、新築なった今の実家へ。そして私の転職に伴って習志野の今の部屋へ…。

設置を終えると、初期設定。
リモコンに(付属の)電池を入れてからテレビ本体の電源を入れると、画面に示される初期設定の手順に従ってリモコンで「決定」していくだけ。
逆に今度のテレビは、リモコン壊れたら何もできなくなる。
本体にはメイン電源以外に、音量もチャンネルもスイッチが見当たらない。
13インチの液晶テレビを机上に持ってきてしまった一番の理由は肝心のリモコンが壊れたからで、デスク上に設置してあれば手を延ばせばテレビに届いちゃうのでリモコンいらなかったのだ(テレビ側にもチャンネルとボリュームのスイッチがついていた)。

一連の設置作業が終わった達成感から、16時にはいつも通り缶ビールを開けてしまい、この後ルーディメント練習のために改めて中央公園へ、などという気にはなれないまま酔って「幸せスパイラル」状態に。
しばらくあれやこれやとテレビをいじりながら(画質や音声を調整してみたり、画面に時計表示させてみたり)。
そんな中、最初に視聴した「円盤」はやはり『踏切時間』。
「ふたりの青春」のあい先輩のC/Vが千本木彩花さん(ぼざろの廣井姐さん)だったことに気付いて、思わずニヤリとしてしまった。声優さんってやっぱりすごいよないろんな声色使えて。
その流れで『ぼっち・ざ・ろっく!』CDに入っていたBlu-rayディスクで、ノンクレジット版のOP/EPを堪能した。
…しかしリモコンの操作が煩雑になってしまった(テレビとBlu-rayプレーヤーそれぞれ)。机上で置き場所も取るし。
(テレビ側の取説によると)本来HDMIでの結線って、これを一括操作できるようにするためのものらしかったが、「設定は外部接続機器側の取扱い説明書をお読みください」とあったので、Blu-rayプレーヤー側の取説を読んだ。なにせLG製なのでこれには対応してないらしい。とりあえずBlu-rayプレーヤー側のリモコンでテレビを操作できるように設定しておいたが、ちょっと細かい動作設定になると、やっぱりいちいちテレビ用のリモコンを取り出さなければならないの面倒くさい(というかLGのリモコン、わざとやってるだろっていうくらい壊滅的に使いづらい)。

大久保では来月26日の「本番」に向けた練習か、どこからか祭りばやしの音が聞こえていた。
今夜は、コロナ禍の影響で4年ぶりとなった隅田川花火大会、だそうで(この状況で行くわけないじゃんミーハーだらけで治安悪いに決まってる)。
千葉に引っ越してきた当初はまだ、(横浜での)バンド練習(多分cross pointの前身、by5の時代)の後で「相直」*1に乗り通せるのが嬉しくて、ひとりで行ったりしてたっけなそういえば(誰もついてこようとしなかったあたりが…)。
期せずして今夜、まっさらなテレビのくっきり大画面で見ることができたが、花火に食い入るように見ていると、突然何の予告もなく解説席の女優のアップになったりして、画面がでかくなっただけに心臓に悪い。
しかもハイビジョン画質は、今までの「ローファイ」テレビと比べると、化粧の油テカったノリから毛穴のひとつまで見えてしまう感じで、一気に興覚め(個人の感想です)。
この繰り返しに10分ほどで辟易してしまい、丁度「近所のご自宅から花火見せてください」みたいな小金持ち自慢企画が始まったタイミングで、テレビを切った(やっぱテレビ番組、つまんないや)。

*1:京急・都営・京成の相互乗り入れのこと