火曜、祝日、ふなっしー。

うっかり消去してしまった去年の画像データを、僅かでも取り戻すための撮影行(続き)。
今日のターゲットは、新京成線を走る「ふなっしートレイン」。

昨夜は結局遅くまで、なんやかんやで起きていたので、怠い。
しかし意を決して9:30起床。
運行予定は前日17時に、新京成鉄道のHPにアップされている。今日は「土日706系統」での運行。

の1往復を待ち受け撮影することにして、場所も天候が曇りなので空を入れずに済み、「見下ろす」カットのホームグラウンド、京成稲毛(というか消失した画像データと同じ場所)。
切り通し対岸の桜並木が切られてしまったのは、この時期とりわけ痛恨だが。

かつて職場の知人が住んでいて、何度か来た事がある京成稲毛のホームに降り立つと、逆方向の京成津田沼行きが「4両編成」とのホーム上のアナウンスが耳に入る。
昨年11月のダイヤ改正で、京成線もいよいよ支線や末端部分でワンマン運転を始めた。
千葉線ワンマン運転されるのはその先の千原線)ではこのワンマン運転に入る車両は通常6両のところ、4両編成にするという「合理化」を図った。
別に特別な車両が来るわけでもないが、これも「記録」なので、カメラに収めておくことにする。
今日の"B51"運用(ワンマン運転の4両編成)は、(何の変哲もない)3544Fだった。

こちらは津田沼折り返しの、リハーサル・カット。

去年夏のカットを1コマずつ復元するつもりで線路沿いを歩く。
あの時は熱中症になるかも、と思うほど暑い時期だった。
ふなっしートレイン」の運行は今月一杯との発表があったので、あの夏のようなカットはもう撮れない。
同じ経験は二度とできない、という当たり前の「結論」、重くて切ない。

切り通し上からのカットはすっかり手慣れた。
通過待ちの時間、いつかもこの場所で見たことのある白黒の猫が、今日も線路を横断していった。
撮影に臨む瞬間よりも、こうやってじっと静かに、普段身を置くことのない場所にいて、この場の空気と同化していくような時間が好きで、後で思い出すのも旅先でこういう時間を過ごしている自分だったりする(当然写真には写っていない、ひとりの「時間」)。

「本番!」

終点の千葉中央駅ではすぐに折り返してくるようで、思いの外時間が短い。昼食は撮影の後にして、昨夏同様、線路脇逆サイドのカーブに移動。しかしここでの画角が、思うように決まらない(というかどうにも思い出せない)。
何度もズームの焦点距離を変えてみたり、立ち位置を変えてみたりして、ようやく決まったときには、もう次が「ふなっしートレイン」という時間。

こういうとき、京成線上どこにでも顔を出す3000系で何本か捨て駒のリハーサル(撮影)ができるのは気が楽だ。
というわけで出来上がったカットは御覧の通り、昨夏のものとほぼ同じ(あの日は天気予報がいい方へ転んで、晴天だったが)。

欲張って、駅に停車中の後ろ姿も。

とりあえず満足できるカットをものにした達成感で、もう何度も来ている駅前のミニストップへ。

昼食はおにぎりセット(明太子と鮭)に、大好きな「平焼きメロンパン」。ミニストップでしか見かけることがない。

これこれ。

「100円おにぎり」はさすがに採算が取れなかったのだろう。やめてしまったようだ。
常連さんらしい子連れの若いお母さん、片言の日本語を話す店員さんと世間話を楽しんでいた。

こちらが「正面」、浅間神社

丁度舗道工事中だった児童公園への露地から、稲毛浅間神社の前庭のような広大な稲毛公園に入ると、舗道の両側に何本か、梅だけでなく桜もすでに開花しているようだ。

浅間神社境内にある、厳島神社。ちゃんと浮島になってる。

特にあてもなく、森に迷い込む感じを楽しみながら歩いていたら、去年と全く同じ場所に出た。「習性」が変わっていないらしい。
丘の上のベンチは、満開には少し早い桜の花、花、花。
人も通らない静かな場所で、少し贅沢な昼食を楽しんだ。
東京でも恐らく桜が満開であろうこの週末、天気予報は芳しくない。開花も天気も、人間の都合に合わせてはくれない(コロナ感染拡大の抑止には、多少貢献するかも知れない)。



帰りの京成千葉線には、試合帰りだろうか、野球ユニフォーム姿のJKが10人ほど。ほとんどが疲れ切って爆睡中。
京成幕張で降りるとき、小柄なポニテ女子が全員を無言のまま起こしていったのを目にして、なんかこういうしっかりしたヤツ、グループに必ずいたよなー、などと自分の学生時代を思い出してにやけてしまった。

途中夕食の買い物を済ませて帰宅、いつものように窓を全開にして換気していたら、玄関から若い男性が声を掛けてきた。
ケーブルテレビ会社の担当者だった。
待ち受けられていた可能性があり、しかも廊下側のドアを開け放していたために、無下に断ることができない。
ちょっと油断しすぎたか(みなさまの受信料…じゃなくてよかった)。
「テレビ、見ないんだけど」
と無駄な抵抗を試みるも、
「建物全体での受信状況を調べているので」
と言い返されてしまう。
予約日当日に留守にしてしまう手もあるが、訊かれるままに電話番号まで控えられてしまってはもう逃げられない。
まぁ以前のように長々とセールストークをするようなら、「この後、予定が詰まっているので」とでも言って、さっさと済ませてもらえばいいか。
とはいえ本当に久し振りに他人を部屋に上げることになり、最低限の片付けをしなければならず、なんか週末の予定が一気に憂鬱なものに…。

左手中指の先に時折、棘が刺さったような痛みがあったのだが、夕方にはこの痛みが人差し指になっている。
このところ1回の酒量が倍になっているので、さすがに尿酸値の悪影響が出始めているのだろうか。
とはいえ16時からはいつも通りに缶ビールを開けて、借りてきたDVDを見ながら寝落ち。
夕食後の飲酒は取りやめてみた(好物・りんごデニッシュを買ってきたので)。